2016年度宮水blog
平成29年度 日本水産学会春季大会 銀賞を受賞しました!
3月31日(金)
3月28日に東京海洋大学で行われた、「平成29年度日本水産学会春季大会 高校生による研究発表」において、本校生徒(平成28年度卒業生)による「マボヤの鮮度評価に関する研究」が銀賞を受賞しました。
この研究は、水産高校の社会的責任として、地域水産業の課題を解決しようとするフードビジネス類型の取り組みのひとつになります。
同学会での本校の受賞は4年連続、宮城県で水産上の課題となっているホヤに関する研究では3年連続の受賞となります。
これからも頑張ってください!
本校調理師 養成第一号!
3月29日(水)
今月1日に本校を卒業した調理類型第一期生20名の生徒全員に、3月6日付けで調理師免許が交付されました。
これを受けて、免許証を受け取った生徒が、校長先生に報告に来てくれました。
皆さんの今後の活躍に期待します。
宮城丸第3次航海 帰港しました
3月16日(木)
1月17日に機関工学類型2学年の生徒達を乗せて遠洋航海実習へと向かった宮城丸が、本日昼に石巻工業港に帰港しました。
約2ヶ月間の実習を終えて、多くのお土産を運ぶ生徒や、家族と嬉しそうに話す生徒なども見られました。
出港当時よりたくましく成長した姿に、今後の学校生活での活躍を期待します。
平成28年度 卒業式
3月1日(水)
第68回 本科卒業証書授与式・第58回 専攻科修了証書授与式が行われ、海洋総合科116
名、専攻科5名 計121名の生徒たちが本校を卒業・修了いたしました。
学校長式辞、在校生送辞では、学校を卒業し社会へと巣立つ卒業生への応援の言葉が贈ら
れ、卒業生代表の前生徒会会長からの答辞では、「3年間の学校生活の思い出・社会に出る
という大きな覚悟を持っての卒業・誇りを持って校訓を唱和してほしい」との、学校や在校
生、家族への感謝と応援の言葉と決意が語られました。
お忙しい中ご来場頂きました皆様にお礼を申し上げますとともに、改めて、ご卒業おめでとうございます。
〔下記から、卒業生答辞の全文がご覧頂けます〕
答辞
万石浦の潮風とともに春の訪れが日に日に色濃く感じられる今日、私たち本科生116名,専攻科生5名は卒業・修了の日を迎えることができました。本日は私たちのために、このような盛大な式を挙行してくださいまして、誠にありがとうございます。また、ご多忙の中、ご出席くださいましたご来賓の皆様、校長先生はじめ諸先生方、関係者の皆さま、またご多忙の中をご出席下さいました御来賓の皆様、校長先生はじめ諸先生方、並びに関係者の皆様に、卒業生一同、心より感謝申し上げます。
振り返ってみると、私たちの多くは6年前に東日本大震災を経験しました。あの大きな混乱の中、人が逃げ惑ったり津波にのまれたりした様子を目の当たりにしています。その中で、小学校六年生だった私たちは、卒業を間近に控えていました。しかし、もちろん私たちの卒業式どころではありませんでした。学校の体育館は避難所になり,多くの被災者であふれかえりました。卒業式が出来ないまま、中学校に入学した生徒もいます。
そのような私たちが、この宮城県水産高等学校の120周年という節目の年の卒業生となれたことを、とても誇りに思います。長い歴史の大きな節目にいることができたこと、そして、その節目の年度に学科改編の一期生として晴れの卒業式を迎えることができること、本当に嬉しく思います。
始めて宮水生として足を踏み入れたのは入学式の時です。
私は、緊張でがちがちに固まりながら宮水の校門をくぐりました。そのときの私は不安な面持ちをしていたと思います。
印象的だったのは対面式です。対面式では、先輩がたくさん集まっている中に入り、整列しました。あのときのことは今でも鮮明に覚えています。そこに待ち構えている先輩方に怖い印象を受け、「ここで本当にやっていけるのか」と不安になりました。
先輩方の前で覚えてきた校訓をクラス全員で唱和しました。何度も大きな声で唱和して、やっと先輩方から合格の拍手をもらえたときは、「自分もこの宮水の一員として認められたんだ」という達成感とともに晴れ晴れとした気持ちになりました。
二年生になり、私は新しくできた調理類型に進み、専門科目の勉強を始めました。
最初の実習は、細巻きを巻くことでした。どれも初めての体験で、細巻きのネタによって、巻いた時の形や切った時の数まで変わることに感動を覚えました。実際に行ってみると、どうしてもネタが中央には来ませんでした。そして、同じ高さに切ってみても、均一にはならず、それを平然とやっていた先生に尊敬と強い憧れの気持ちを抱きました。そんな私もご指導いただいたおかげで、今では綺麗に巻くことができるようになりました。
宮水ではたくさんの行事がありました。航海技術類型や機関工学類型の宮城丸出港式。高総体、三大体育行事、錨章祭、寒稽古・・・。どれも思い出に残っています。私たちが三年生の時から全校生徒で出港式を行うことが再開され、2ヶ月間海に旅立つ同級生を見送ることができ、とてもよかったです。体育行事では、私のクラスは他クラスに比べて女子が多く、男子生徒が多いクラスと戦うと、なかなか結果が出せませんでした。しかし、最後の体育大会では、綱引きにおいてみんなで頑張ったことで見事第3位になりました。体育行事で賞を獲ったのは最初で最後でした。そのときは本当に嬉しかったです。クラス全員で気持ちが一つになった気がしました。
3年間の中で、最も印象深いのは部活動です。
私は剣道部に所属していました。私の同級生は、始め5・6人いましたが、練習を続けるうちに一人また一人と転部していき、先輩が引退し、私たちが中心になるころには二人にまで減っていました。どうしてここまで少なくなったのか私には分からず、どんどんストレスが溜まりました。一時期は竹刀さえ持てなくなりました。
そんな私が三年間部活を続けられたのは、先生や後輩などの仲間のおかげでした。後輩が毎日教室まで迎えに来てくれ、稽古場に連れて行ってくれました。仲間の「早く来いよ」という励ましがなかったら挫けてしまったかもしれません。
今年は120周年という節目の年であり、校則が変わるなどの変化の年でした。その中でも特に変わったのは「錨章祭」ではないでしょうか。昨年まで体育館で行っていたものを校舎で行いました。意見を反映させられなかった昨年度の反省を生かし、臨時の生徒総会で議題を取り上げ、成立させることができました。さらに、女子生徒の増加に伴い,ミス・コンテストだけでなくミスター・コンテストを導入しました。
しかし、錨章祭を成し遂げるまでには、多くの苦労がありました。
実行委員会との連携がうまくとれず、情報の共有がなかなかできなかったり、校舎内を使うのは初めての試みということもあり、どうやるか、どの順番でやるか、一般の方への配慮を考えるなど、多くの問題に右往左往してしまい、前日まで気が抜けない日々を過ごしました。しかし、終わってみれば、昨年以上に充実した錨章祭に変わりました。オリジナルパフォーマンスでは全クラスの出し物を見て楽しむことができたし、アームレスリングでは全員が一体となって出場選手を応援する空間を作ることができたと思います。これは、大きな成果だと思っています。
このような貴重な経験ができたのも先生方のおかげです。
各行事では私たちと一緒に参加して盛り上げてくれたり、クラスの生徒に何を言われても何度も注意や指導をしてくださり、まとまらなかった私たち生徒の、あえて敵となることでまとめてくれた担任の先生、私たちと同じ目線で話を聞いてくれ、実習で私たちの至らないところを注意して、社会人として大切なことを教えてくれた類型の先生、部活動では部員に一つの目標を考えさせ部員がまとまる機会をつくってくださった顧問の先生。それ以外でも私たちの知らないところで私たちのために多くの時間を割いてくださった先生方。私たちがくじけそうになった時、逃げ出しそうになった時に、優しく時には厳しく教え導いてくださいました。そんな先生方には大きな感謝の気持ちと尊敬の気持ちでいっぱいです。
そして、何より私たちが生まれてから今まで育ててくださったお母さん、お父さん、これまで支えてくださって本当にありがとうございました。いつも一番近くで見守り、励ましてくれました。私たちは今日、「立派な人として社会にでる」という大きな覚悟をもって卒業します。でも、これから社会という荒波にもまれ、幾度の苦難に合い、きっと疲れて戻ってくることがあるでしょう。そんな時は、今までのように接し、叱り、そして今日のようにまた背中を押してください。それが、「また頑張ろう」という私たちの力となるでしょう。
宮水の「校訓」。私は全校生徒の前で何度も大きな声でかけ声をかけました。毎回、全力でした。この校訓は私の心に深く刻まれています。在校生の皆さん、宮水の校訓は社会に出てからも通じることが書かれています。私は生徒全員で誇りを持って唱和してほしいと思っています。
最後になりましたが、私たちの誇る宮城県水産高等学校の益々のご発展と、校長先生、お世話になった先生方、そして在校生の皆さまのご健勝とご多幸を祈念し、卒業生代表の答辞とさせていただきます。
平成29年3月1日
卒業生代表
フノリ採集実習を行いました!
2月22日(水)
生物環境類型より、実習の報告が届きました。
2月15日(水)にフノリの摘採実習に行ってきました。
(JF石巻地区支所・小竹支部女性部との地域連携実習で
す)
小竹浜で約1時間、大潮の干潮に合わせてフノリを獲りま
した。天候にも恵まれ、生徒たちも集中して取り組み、多い
生徒は一人で5㎏以上の摘採をしました。それらを計量する
と約80キログラムになりました。
海藻をこれくらい摘採するには地元女性部の方々だけでは
難しい作業です。実習後には昼食を準備して下さり、今年度
もカレーとフノリの天ぷらを生徒たちみんなで美味しく頂き
ました。
このフノリ実習は震災後に地域連携実習として始まり、今
では他の生物よりもフノリが優先的に生長するように年に数
回それらの維持管理実習に出かけています。このフノリは小
竹浜の女性部で販売する予定です。
JF石巻地区支所 小竹支部女性部の皆様、有り難うございました。
平成28年度 課題研究・総合実習成果発表会
2月14日(水)
3学年の「課題研究」や「総合実習」の成果を、各類型の代表者が15分間でプレゼンテーションを行い、全校生徒、保護者・学校評議員の皆様の前で発表しました。
生物環境類型
総合実習について各班ごとの取り組みを発表しました。
・ブランドガキつくり(第2回石巻市創業ビジネスグランプリ 学生部門(高校生以下)優秀賞受賞)
・飼育管理と調査
・焼きハゼを目指して
・アクアポニックス研究(全国水産生徒研究発表東北大会 優秀賞受賞)
・水産業の課題解決への取り組み
・クロソイの完全養殖を目指して
フードビジネス類型
ホヤの消費・販路拡大に関する研究
「伊達なほやむすびTM大作戦!」からの「鮮度維持に関する研究」
・それぞれ、平成28年度全国産業教育フェア石川大会 優秀活力賞、サイエンスキャッスル2016in東北 審査員特別賞を受賞しました。
調理類型
うまいもん甲子園と実習成果
・「うまいもん甲子園」に全員で応募し、地元のアサリを使用したオムライスが宮城県代表に選ばれ、東北大会に出場しました。
航海技術類型
平成28年度宮城丸第1次航海マグロ等漁獲量と水温・気温との関係性
・宮城丸の乗船実習で行った、マグロ延縄操業実習での漁獲と水温・気温の関連性を、過去のデータとも比較して関係性があるか調べました。
機関工学類型
養殖漁業改善プロジェクト~養殖牡蠣いかだの揺れ防止対策~
・荒天による収穫前の養殖牡蠣の落下を防ぐため、養殖している牡蠣を吊すいかだが揺れないような浮きダルを考案・開発しました。
フードビジネス類型「なんくろ茶漬け」県水産加工品品評会 特別賞を受賞しました!
2月10日(金)
今月1日に女川町で行われた、第41回県水産加工品品評会において、本校フードビジネス類型の課題研究で発表された「ナンノクロロプシス(藻の一種)の商品化」で生まれた『なんくろ茶漬け』が県水産加工研究団体連合会長賞(特別賞)を受賞しました。
県内の水産加工業者などが多数参加し、かまぼこを始め200を超える水産加工品が出展された中での受賞となりました。
ナンノクロロプシスとは、バイオ燃料の原料として注目されている素材ですが、栄養価も高いため食品としても利用できます。昨年度は『なんくろ塩飴』を開発し、一般販売を行いました。
今年度はさらにナンノクロロプシスの量を増やした商品の開発を目指し、挑戦と改良を重ね、ふりかけタイプのお茶漬けが完成しました。
また、特別賞受賞の見出しとともに、品評会の記事が2017年2月4日発行の石巻かほく紙に掲載されました。
平成29年度 前期選抜入試 合格発表
2月9日(木)
今月1日に行われた、平成29年度高校入試の前期選抜合格発表が行われました。
発表前から多くの受験生や宮水生徒が集まり、午後4時に合格者番号が掲載されると、家族や友達と合格を喜ぶ受験生の姿や部活動の紹介を行う生徒の姿が見られました。
合格された受験生の皆さん、おめでとうございます。
後期試験の受験生の皆さんも、体調に気をつけて受験勉強を頑張ってください。
万石浦小学校6年生 マガキの学習
1月27日(金)
昨年7月に続き、万石浦小学校6年生の皆さんが体験授業に来てくださいました。
今回行われたマガキの学習では、カキの生態や特徴について習ったあとに、実際にカキの貝柱の位置を確認しながら身を取り出すなど、より実践的な授業となりました。
慣れないカキ剥き用ナイフを使いながら、一生懸命に殻を開けようとする児童の姿や、うまく殻を開けて動いているカキの心臓を見ることができた児童もいました。(※うまく貝柱を切ると、心臓を傷つけずに生きたままの新鮮なカキの中身を取り出すことができます)
最後に、白蝶貝に発生した真珠を皆さんに見てもらい、大きな粒やハート型の真珠に驚きや感動の声が上がりました。
万石浦小学校6年生の皆さん、体験授業への参加ありがとうございました!
フードビジネス類型 課題研究発表会
1月27日(金)
フードビジネス類型3年生による課題研究発表が行われました。
先生方や同類型の2年生を前に、班ごとに販売促進・PR活動・商品化活動・検定取得など、この一年間の成果を発表しました。
発表では、地域のため・水産業のため・自身の将来のため など、一人一人目標を持って取り組んだ事がうかがえました。
◆平成28年度 課題研究テーマ一覧(中央の画像7枚 左上より順に発表)
・ナンノクロロプシスの商品化について
・検定取得に向けて
・出前・体験授業による水産業のPR
・伊達なほやむすび大作戦
・マボヤの低温保存中の生菌数と細菌叢の遷移について
・検定3級に挑戦
・検定取得に向けて
水産業講話 みやぎのさかな パート2
1月27日(金)
生物環境類型3学年の授業の一環で、前本校教諭の森本充先生をお招きし、水産業講話が行われました。
本校では宮城の魚介類について学び、地域水産業への興味・関心・理解を深める「みやぎのさかな」という授業があり(※類型によって異なります)、この授業で森本先生が使用していたスライドを冊子にして、今までの授業を振り返る形で講話が行われました。
三陸沖が世界三大漁場のひとつとされる理由や、宮城県内で獲れる魚介類についての詳細など、昨年の授業の総まとめや、「全国の高校生約119万人のうち、水産高校で生物・栽培を学んだ約300人に入る「レアな高校生」だ!」と応援の言葉を頂いたりなど、充実した一時間となりました。
森本先生、貴重なお時間とお話をありがとうございました!
海難防止講話
1月27日(金)
海上保安庁第二管区海上保安本部 安全対策課の方をお招きして、3学年の船舶等の就職希望者を対象とした海難防止講話が行われました。
警備・救難・海洋情報・海上交通と多岐にわたる海上保安庁の仕事についての説明と、海難事故の現状と事故防止対策などを、統計や事例が掲載された資料や、救命胴衣の装着体験を交えながらお話をいただきました。
また、KTY(危険予知トレーニング)と呼ばれる、作業中の様子が描かれた絵を見て危険な箇所を上げていくトレーニングでは、次々に挙手をして答えていく生徒の姿も見られました。
第二管区海上保安本部の皆様、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。
寒稽古実施
1月16日~20日
一週間に渡り、本校恒例の寒稽古が行われました。
寒稽古は伝統行事として毎年行われてきましたが、グラウンドが新校舎建て替え工事のため使用できず、また、行事の見直しのため、今年度は部活動ごとの任意参加となりました。
屋内外の限られた場所でも寒さに負けず、トレーニングに励みました。
平成28年度 宮城丸第3次航海出港式
1月19日(木)
機関工学類型2学年27名と、本校・気仙沼向洋高校の専攻科10名を乗せた県の海洋総合実習船「宮城丸」が、石巻新漁港より、実習場所のハワイ沖へ向かいました。
石巻新漁港の超低温冷蔵庫付近で行われた乗船式には、保護者の皆様はじめ多くの方にお越し頂きました。
校長からは「多くの学びと感動と生きる力を身につけて、石巻港へ帰ってくることを期待しています」との言葉と、生徒会からのエールで実習生たちを激励しました。
また、実習生代表の生徒が「多くの経験とともに成長して帰ってきたい」と抱負を語り、約60日間の実習へと向かいました。
この様子は、宮城県内の多数のテレビ局や新聞などで報道されました。
3学年保健講話
1月18日(水)
3学年を対象に、卒業後も規則正しく自立した生活を実践できるよう、石巻保健所地域保健福祉部の方をお招きして、健康づくりの保健講話を行いました。
講話は「筋肉について」と「あなたの知らないメタボの世界」の2章立てで行われ、筋肉の役割や重要性、メタボリックシンドロームの正しい知識、血圧と血管の関係と病気の解説や、日常生活で注意するポイントなどを教わりました。
また、筋肉や骨など体を動かす機能が低下する症状「ロコモティブシンドローム」をチェックすることができる運動「ロコモ度テスト」も行いました。
このテストは、椅子などに座っている状態から、手を使わないで片足だけで立ち上がる動作ができるかどうかのチェックを行うもので、生徒たちは椅子に座った高さや、より低い約20センチメートルの段差から立ち上がれるか(※この高さができて20代の機能だそうです)挑戦しました。
石巻保健所の皆様、講師のスタッフ様、貴重なお話をありがとうございました。
3学年就職前ガイダンス
1月11日(水)
就職を控えた3学年の生徒を対象に、社会保険労務士の髙山直樹氏をお招きしての講演が行われました。
高山氏が制作された冊子『「進路のてびき」の社労士的解説』と合わせて、労働時間や社会保険、明細書の見方など、就職前に最低限知っておくことの確認を行いました。
特に労働条件や職場トラブルなど、最近のニュースで取り上げられる問題については重点的に説明をいただき、集中して話を聞く生徒や冊子を確認する生徒の姿が多く見られました。
高山直樹様、および社会保険労務士会の皆様、お忙しいところありがとうございました。
熊本・岩手の被災地へ義援金を届けました
12月19日(月)
11月に行われた「みやぎ産業教育フェア」で販売したコラボ缶詰の収益金を、4月に発生した熊本地震と8月に岩手県などを襲った台風10号の被害に遭われた方への義援金として、石巻市社会福祉協議会に届けました。
この缶詰は、本校と気仙沼向洋高校が作った「さんま味付け」缶詰と木の屋石巻水産の「いわしのレモン煮」に、石巻市立桜坂高校の生徒が制作したラベルを貼ったコラボレーション商品となっています。
義援金は県の共同募金会を通じ、熊本・岩手両県の共同募金会に届けられます。
この様子は宮城県内のニュース番組、12月22日発行の石巻かほくに掲載されました。
サイエンスキャッスル2016 東北大会に参加・受賞しました
フードビジネス類型から、12月18日(日)に東北大学・カタールサイエンスキャンパスホームで行われた「中高生のための学会・サイエンスキャッスル2016」東北大会参加と受賞のお知らせが届きました。
宮城水産高校フードビジネス類型ホヤホヤ研究班 またまたやりました!
マボヤの低温保存中の生菌数と細菌叢の遷移についての口頭発表が『審査員特別賞の『「5」の付く日。JCBで復興支援賞』をいただきました!
自分達の学習成果を地域に還元することが社会貢献に繋がる、という思いで研究を続けてきた点を一番評価していただいたのだと思います。
水産は実学。
学習成果は地域に還元。
そういった生徒たちを育てることが水産高校の使命です。彼らが地域の産業をガッチリと支えるためにも、そうしていかなければならないと改めて感じる日となりました。
この研究は石巻専修大学理工学部角田出教授、高瀬特別研究員、同研究室の皆さんのご指導ご助言、海洋教育パイオニアスクールプログラムの助成を受けて実施しました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
発表ではホヤの鮮度低下に注目し、被袋(殻)外部を洗い付着生物を取り除いたホヤと未処理のホヤ(洗っていないホヤ)を低温保存し、重量・臭気・刺激に対する反応を観察するとともに、むき身中の細菌について解析した結果を発表し、科学的な視点から販路拡大の提言を行いました。
また、この受賞と11月に行われた全国産業フェア石川での受賞と合わせて、「ホヤの消費拡大への取組」として、研究活動などが新聞等のメディアに多数取り上げられました。
改めて、受賞おめでとうございます!
1学年キャリアセミナー
12月14日(水)
1学年を対象に、様々な職業や人生の先輩から話を聞き、視野を広げるキャリアセミナーが行われました。
NPO法人ハーベスト様実施のもと、会社代表・公務員・宮水OB・宮水教員だった方など、13人の魅力的な講師の方々からお話を伺いました。
真剣な面持ちで話を聞く生徒や、和やかな雰囲気で話を進めるグループなど、講師の先生ごとに特色のあるセミナーとなりました。
NPO法人ハーベストのスタッフの皆様、講師の皆様、貴重なお話をありがとうございました。
2016年度 IPPO IPPO NIPPON プロジェクト 経済同友会講演会
12月9日(金)
IPPO IPPO NIPPON プロジェクトの一環として、経済同友会幹事の武藤光一氏(株式会社商船三井 代表取締役 取締役会長、会長執行役員)をお招きし、1年生と航海技術類型・機関工学類系2年生、3年生を対象に講演会が行われました。
「日本の海運業について」、「楽しく働くには」をテーマに、海運市場やコンテナ・貨物船の種類、海運業が抱える問題などの話に、生徒たちは真剣に聞き入っていました。
IPPO IPPO NIPPON プロジェクトの皆様、経済同友会の皆様、武藤光一様、この度は貴重な機会を頂き、ありがとうございました。