学校長挨拶

 宮城県水産高等学校のホームページにアクセスしていただきましてありがとうございます。
 本校は、地元石巻、宮城県内はもとより、日本の水産・海運産業を支える有能な人材を世に送り続け、今年127年目を迎えた歴史と伝統を誇る学校です。
 現在本科、海洋総合科1学科5類型(航海技術類型、機関工学類型、生物環境類型、フードビジネス類型、調理類型)と専攻科海洋技術科「航海コース」と「機関コース」を設置する学校となっています。

 「禮節を貴び、師長に順うべし 至誠を本とし、廉恥を重んずべし 忍耐を旨とし、業務を励むべし」の校訓とし、実学を重んじ、基礎的・基本的な知識・技術やそれらを活用できる力、規範意識・倫理観・命を大切にする心、他者を認め思いやる心、健やかな体など「知・徳・体」の調和のとれた発達を図り、我が国の魚食文化・水産業・海運業の双肩を担う人格・識見・力量を身に付けた逞しい人材を育成することを目標に教育活動に取り組んでいます。

 水産業は地球上の70%を占める海洋資源を利用し、人々の食糧や生活に欠かせない重要な産業です。本校では、そのような水産業に関わる全ての方々のニーズに応える専門的な知識や技術を身に付けた、社会に貢献できる人材を育成しています。
 昨年度竣工したばかりの海洋総合実習船「宮城丸」をはじめとする豊富な設備や教材を用いた実践的な授業や、海洋観察や漁業技術の実習など、幅広い学習環境を整えています。
 本校では、水産業に関する専門教育を志す生徒たちが、夢や希望を実現するための窓口となり、一人ひとりが自己実現を果たせるよう、教職員一同全力でサポートしてまいります。
 ホームページを通じて、本校の「今」を知っていただき、一人でも多くの方に水産・海洋教育の素晴らしさをご理解いただければ幸いです。


令和5年4月
宮城県水産高等学校長 小山 英明