宮城県水産高校は、水産業の発展のために、海洋総合科だけの「海に特化した専門高校」として再出発します!
【類型選択について】
本校は、海洋総合科160名を一括募集します!
1年生の前期では、海に親しみ、チームワークを育てるためのカッター実習を行い、後期は全類型の実習を経験します。
その上で、12月に類型選択の希望調査を行い、1月に所属する類型が決定します。
ここで注意が必要なのは、希望が特定の類型に偏った場合、後期中間考査までの成績、出欠状況、その他の実績によって選抜される、ということです。
希望通りの類型に進めるよう、入学してからも日々頑張りましょう!
以下の情報は、平成26年度時点のものとなっております。
最新の情報は各類型のページや学校へお問い合わせください。
学科改編について、全体の要点は以下の通りです。
*「調理類型」を新設!!
昔から日本人の食生活といえば“魚”でした。ところが、今日では肉が安く手に入るようになった上に、魚は骨が多くて食べづらいなど敬遠されるようになり、2006年頃から肉の消費量が魚の消費量を上回ってしまいました。しかし、今まさに海外では、“魚食は健康に良い”と魚食が見直されると同時に、日本食そのものも含めてブームとなっており、水産業が注目されつつあります。そのような中で日本の魚食文化と調理技術、そして水産業が衰退していくことは、日本だけではなく、世界に対しても良い話ではありません。このことを踏まえて、本校は、日本のみならず世界を視野に入れ、魚食文化と水産業の発展のために、魚食型調理師を養成する「調理類型」を新設することにしました!
平成26年1月24日 東北厚生局より「調理師養成施設として認める」との通知がありました。これによって、本校調理類型を卒業すれば同時に調理師免許を取得できることが確定しました。ただし、本校では1学年12月に類型選択を行います。
*航海技術類型、機関工学類型 (航海類型 マリンテクノ類型がリニューアル)
学習内容に大きな変更はありません。
それは、船を操る技術や船内の機械を扱う技術が、本質的に変わらないことによります。ですから、現在までに確立された技術を確実に身に付けることが学習の中心となります。類型名の変更は、学習内容をより分かりやすく表すため、ということになりますが、これまで同様、海そのものの魅力を存分に味わえる類型です!
*生物環境類型、フードビジネス類型 (栽培漁業類型 食品科学類型がリニューアル)
学習内容をよく反映した名称に変更するだけでなく、
“6次産業化”や“知的財産”を意識した学習も加わります。
6次産業化とは、一人の漁業者が生産(一次産業)・加工(二次産業)・販売(三次産業)の全てを自ら担当することで、“収入を増やし、水産業に、より大きなやりがいを生みだそう”という発想に基づく新しい水産業を作り出すことです。そこには、加工に関する技術開発(製法特許)、キャラクターやパッケージデザイン(意匠)やネーミング(商標)といった、知的財産も大いに影響します。6次産業化に知的財産、夢がありますね!
*情報科学科を募集停止としました。
以前は船の乗組員として通信士が必要だったため、本校は、その養成施設として“無線科”を設置していました。ところが、衛星通信技術の発達により、その必要性が低下したため、平成12年に無線科のノウハウと設備を使って、情報科学科を作りました。しかし、工業高校の電気・電子・情報科学科と学習内容が重なることに加え、水産・海洋系の学習を充実させたいとの思いから、平成26年度、調理類型を創設する一方で、情報科学科は募集停止することになりました。