2022年度宮水blog
1学年で「進路ガイダンス」を行いました
3月9日㈭
株式会社ヘキサ様のご支援のもと,専門学校の教職員の方や現役自衛官の方をお招きし,お話を伺う
「進路ガイダンス」を行いました。
その学校で得られる学びの一端に触れることができ,生徒たちは大満足だったようです。
これをきっかけに,具体的な将来像を少し考えてみてもらえればと思います。
ご協力いただいた皆様,ありがとうございました。
続:機関工学類型2年生の長期航海は順調です
1月27日㈮より太平洋沖に向けて出航しておりました海洋総合実習船「宮城丸」から再び,近況報告が届きました。
先日,「マグロ延縄漁実習」を終えた生徒たちは,釣り実習等でさらに学びを深めているようです。
楽しそうな彼らの姿を確認でき,嬉しい限りです。
彼らは現在,沖縄県付近を航行しており,このまま沖縄県に寄港した後,気仙沼港に立ち寄り,3月14日㈫に石巻港へと帰港する予定です。
残り約10日となりましたが,気を抜くこと無く,健康に留意し,無事戻ってきてほしいと強く願っております。
なお,「宮城丸」の現在位置情報は下記リンク「福島県無線漁業協同組合 【小名浜・泉地区】」の「入出港船情報」よりご覧いただけますので,ご活用願います。
3月20日㈪より「STIミヤギ」とのコラボ商品がイオン東北各店で販売されます
本校フードビジネス類型2年生と石巻市魚町にある水産加工会社「STIミヤギ」が「オール宮城」をテーマに共同開発した「金華サバ缶」が今月20日㈪よりイオン東北の各店舗で販売されます。
味は「水煮」と「味噌煮」の2種類で,その原材料には「金華サバ」はもちろんのこと,「蔵王湧水」や「伊達の旨塩」,「仙台味噌」と「宮城ブランド」にこだわりました。
商品の味から缶のデザインに至るまで,生徒と関連企業の方々の工夫が凝らされた本商品を皆様,ぜひお買い求めください。
また,「石巻かほく」でも報じていただきましたので,ぜひそちらもご覧いただければと思います。
宮城水産高、水産加工会社とサバ缶開発 原料も缶も県産 来月20日から販売 | 河北新報オンライン
生物環境類型の生徒が「卒業制作」として「イワガキ」の水揚げを行いました
どの学校にも「卒業制作」というものはございますが、本校は「水産」高校ですから「卒業制作」も「海産物」です。
先日、卒業した生物環境類型の生徒たちの作品は「イワガキ」でした。
2/24㈮ 宮城県漁協寄磯前網支所の皆様にご協力いただき、カキの研究を行っていた生徒7名が総量約300kgのカキの水揚げに挑戦しました。
卒業後は、養殖業に関わる生徒もいるので、非常に大きな学びになったようです。
メディア各社に取材いただいたので、そちらでも詳細がご確認いただけます。
ぜひご覧下さい。
卒業制作はイワガキ水揚げ300キロ 宮水高生、前網浜沖で授業総仕上げ
卒業前に イワガキ水揚げ 宮城水産高校〈宮城・石巻市〉|FNNプライムオンライン
フードビジネス類型の卒業生が角界へ挑戦します
各種メディアでも取り上げられておりましたが,先日,フードビジネス類型を卒業された飯野錬君,飯野禅君の兄弟はこれから伊勢ノ海部屋に入門し,修行の日々が始まります。高校在学時代は「柔道部」に所属していた二人ですが,そこで身に付けたことも活かしながら,日々「力士」としての技術を磨いてもらえればと思います。
二人のこれまでや今後の意気込みは各新聞社やテレビ局の皆様が詳しく取材してくださったので,ぜひそちらをご覧下さい。(下記リンクからご確認いただけます。)
決して楽なことばかりでは無いと思われますが,教職員一同,二人の今後の活躍を期待しております。
双子の兄弟、角界入り 宮城水産高柔道部から伊勢ノ海部屋へ 体格生かす
「第74回本科卒業証書授与式および第64回専攻科修了証書授与式」を挙行いたしました
令和5年3月1日(水)本校体育館において,「第74回本科卒業証書授与式および第64回専攻科修了証書授与式」を挙行いたしました。
今年度もここ数年に引き続き,新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため規模を縮小しての実施となりましたが,天候に恵まれ,非常に良い環境で,卒業生を送ることができました。
今日まで生徒たちを見守り,支えてくださった皆様に,この場をお借りして御礼申し上げます。
以下,学校長式辞を紹介いたします。
ここ数日、ようやく暖かな日差しが差し込むようになりました。大雪と肌寒い強風に悩まされたこの冬もようやく終わりを迎え、本格的な春がまもなく訪れようとしています。
本日ここに、令和四年度宮城県水産高等学校第74回卒業証書授与式・第64回修了証書授与式を挙行いたしましたところ、お忙しい中、保護者の方々にご臨席を賜り、誠にありがとうございます。
ただいま、呼名を受け、代表を通じ、卒業証書を授与した本科92名の卒業生の皆さん、同じく、修了証書を授与した専攻科9名の修了生の皆さん、卒業並びに修了おめでとうございます。
五月には五類相当への引き下げとなるなど、ようやく終息の兆しが見えてきた新型コロナウイルス感染症ですが、この一ヶ月で県内の一日あたりの新規感染者数は大幅に減ってはきたものの、ここ数日も300名前後で推移しているなど、未だ、後を絶たない状況であります。
本校では多くの卒業生が就職して、社会人として旅立つ大切な時期であることから、本来であれば、三年間、あるいは五年間、皆さんの教育にご協力いただいた方々をご来賓としてお招きし、また、より多くの保護者の方々にご参加いただき、在校生とともに、立派に成長した皆さんの門出を、お祝いいただきたかったのですが,このような形で卒業式を挙行させていただきますこと、何とぞご理解いただきますようお願いいたします。
卒業生、修了生の保護者の皆様、本日はおめでとうございます。
この三年間あるいは五年間、ご子息、ご息女は、就職、進学など自らの進路目標を立て、それぞれ類型を選択し、コロナ禍で制限をされた教育活動の中ではありましたが、日々の学習や実習、資格取得、進路選択などの機会を通じて自らを高めつつ、将来を見据え立派に振る舞うことができるように成長してくれました。
大人の風貌を少し覗かせてくれるようになった、今日の姿に、私ども教職員一同、大事なお子様をお預かりした、その使命を少しではありますが果たすことができたのではないかと、保護者の皆様とともに彼ら、彼女らの成長をうれしく感じているところであります。
保護者の皆様、改めまして心からお祝い申し上げます。
卒業生、修了生の皆さん、卒業・修了おめでとう。
本科を卒業する皆さんが、入学式で真新しい少し大きめな制服を身にまとい,これから迎える高校生活への期待と不安をにじませていた姿は今も記憶に残っています。
さて、皆さんにとって、本校での高校生活は如何だったでしょうか。
入学式を終え、翌日から新型コロナウイルス感染症のため2ヶ月間の臨時休業に始まるなど出端をくじかれ、楽しみであった錨章祭やマラソン大会など全校で行う行事がことごとく中止を余儀なくされた一学年時代、類型選択を終え、専門教科が増える中、中々実習を行えず自信が持てない中で将来像を模索した二学年時代。日常を取り戻し始めた中での進路決定、待ちに待った錨章祭での一般公開、全校生徒で生のアカペラを聞いた芸術鑑賞など、制限下ではあるものの、ようやく高校生活の思い出づくりができた今年度。皆さんにはコロナ禍とはいえ、満足のいく高校生活を送らせてあげることができなかったことは申し訳ない気持ちでありました。そんな中でも、部活動など生徒会活動を通じで、後輩達に何かを残そうと上級生として立派に振る舞い下級生を導く、本校の良き伝統を継承して行ってくれたことに、校長として感謝の気持ちで見守っておりました。本当にありがとう。
また、専攻科修了生の皆さんは、目標とする海技士筆記試験合格に向け、日々頑張る姿を本科生に示し続けてくれました。皆さんの努力に敬意を示すとともに資格取得に向け今後の更なる努力を期待しています。
さて、本日、本校を巣立つ卒業生・修了生の皆さんに、一言贈りたいと思います。
「多くの失敗から学び、経験し、そしてようやく一勝を挙げた。」ユニクロの創業者として知られているファーストリテイリング社長 柳井正(やないただし)氏の言葉です。
柳井氏は、他の人が山といえば、川と返すような異端児だったそうで、多くの失敗や挫折を繰り返しながら、その頃登山用品であったフリースに着目し、誰でも着られるカジュアルウエアとして定着させるなどユニクロを日本のみならず、世界の衣料メーカーにのし上げた経営者です。
『勝利しか体験していない人間は、ただ挑戦していないだけだ。危機につながるような致命的な失敗は絶対にしてはならないが、実行して失敗するのは、実行もせず、分析ばかりしてぐずぐずしている奴ほどよっぽどいい。』と語り、その後に続けた言葉が『私も多くの失敗から学び、経験し、そしてようやく一勝を挙げた。』です。
「何かをしようとすれば、失敗することもある。ましてや他人と違うことや新しいことをしようとすれば、失敗や挫折をするのは当たり前のことであって、失敗を恐れて何も挑戦しなければ成功や変化はあり得ない。失敗や挫折から学ぶことで、成功や新しい何かを掴むことができる。」ということだと思います。
今まで皆さんは、小・中・高の学校生活という多くの人が歩んできた道を進んでいくために、失敗をしないよう、先生方や保護者の方々に導かれてきたと思いますが、社会に出れば、「自らの責任のもと、自らの意思で歩んでいく」ことが必要になります。危機につながるような致命的なものではない範囲で、失敗を恐れず、様々なことにチャレンジしていってください。
本日、本校を巣立ち、就職する、あるいは、上級学校へ進む皆さんには、様々なことにチャレンジする中で、多くの失敗や挫折を通して学んだ経験をもとに、皆さんなりの「一勝」を勝ち取ってくれることを期待しています。卒業後も、皆さんが更なる成長をされることとともに、幸せな未来を迎えられることを、教職員一同、これからも期待とともに応援していきたいと思います。
卒業生、修了生の皆さんの本校からの船出が、幸多からんことを心から祈念して「式辞」といたします。「UW」
令和5年3月1日
宮城県水産高等学校長 瀧田雅樹
機関工学類型2年生の長期航海は順調です
1月27日㈮より太平洋沖に向けて出航しておりました海洋総合実習船「宮城丸」から近況報告が届きました。
今回の長期航海には本校より機関工学類型2年生18名と専攻科1年生8名が乗船し,マグロ延縄漁をはじめとする様々な技術を学んでおります。決して楽なことばかりではありませんが,生徒たちは「毎日の経験」を通し,たくさんの学びを得ているようです。
今後も健康に気をつけながら多くを学び,一回り大きくなった姿で帰ってきてくれることを職員一同期待しております。
なお,「宮城丸」の現在位置情報は下記リンク「福島県無線漁業協同組合 【小名浜・泉地区】」の「入出港船情報」よりご覧いただけますので,ご活用願います。
本校OBが第2回7人制デフラグビー世界大会に出場します
1月20日 ㈮
「北陵ラガークラブ」で活躍されているOB:相澤一志選手(2012年度 情報科学科 卒)から嬉しいお知らせをいただきました。
なんとこの度,4月にアルゼンチンで開催される「第2回7人制デフラグビー※世界大会〔2nd World Deaf Rugby Sevens Championship〕」に日本代表選手として出場されるというのです。
相澤選手は高校時代,級友や顧問の勧めからラグビーを始め,以来その面白さの虜になり,活動を続けられているとのこと。
野球をはじめ他のチームスポーツのご経験もあるそうですが,ラグビーには「他の競技以上に様々な体格の人が,色々なポジションで活躍でき,互いの信頼のもと,コミュニケーションを密に勝利を掴むチームスポーツとしての素晴らしさ」があり,それが一番の魅力だとおっしゃっていました。
世界大会に向けた意気込みを伺ったところ「優勝を目指して,チームを引っ張る存在でありたい。日本の〈走るラグビー〉を世界に見せたい。」という熱いお言葉を頂戴しました。
1月から強化合宿とのことでしたので,お体に気をつけて頑張っていただければと思います。
最後には,在学生へのメッセージとして,当時の顧問の先生の「チャンスはどこにあるか分からない」といった言葉に触れながら「少しずつでいいから,日々色々なことを積み重ねて,夢を追いかけて欲しい」というお言葉もいただきました。
近年,生徒数および競技人口の減少から本校は「単独チームでの試合出場」が出来ておりませんが,在校生にはこうした偉大な先輩の活躍に刺激を受け,活動を盛り上げていってもらいたいです。
相澤選手,今回は貴重なお話をありがとうございました。
生徒ならびに教職員一同,世界大会でのご活躍をお祈り申し上げます。
※デフラグビー・・・聴覚障がい者のラグビーのこと。「デフ」とは英語で「deaf」という単語で耳が聞こえない、聴覚障がい者という意味です。(「(特非)日本聴覚障がい者ラグビーフットボール連盟」HPより引用。)
公式サイト:(特非)日本聴覚障がい者ラグビーフットボール連盟
宮城水産×小牛田農林合同販売実習を行いました
12月21日(水)石巻合同庁舎で小牛田農林高校と合同で販売実習を行いました。
この日は第3水曜日なので「みやぎ水産の日」
今月のおすすめ食材「サバ」ということで、水産高校のさば水煮缶詰と調理類型考案のさば水煮缶詰レシピ、
小牛田農林高校の旨米パックライスをセットで販売しました。
今回の取り組みは昨年に引き続き2回目ということで沢山の新聞やテレビにも取り上げて頂きました。
沢山の方に買って頂きありがとうございました。
宮城水産×小牛田農林合同販売実習の為の箱詰め作業をしました
12月21日(水)の宮城水産の日(今回はサバです。)に石巻合同庁舎で
宮城水産高校と小牛田農林高校の合同販売実習が行われます。
その為の箱詰め作業が12月14日に行われました。
販売実習は12月21日(水)石巻合同庁舎の玄関ホールで10時半から行われる予定です。
販売するのは「旨米のパックライス6個とさば水煮缶詰2缶のセット」価格は1200円です。
皆さん是非買いに来てください。
2021年度宮水blog
終業式ならびに表彰式を行いました
今年度の最後の登校日となった3月22日㈫,終業式を実施しました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため,これまで同様「校内配信」という形の開催でしたが,生徒は校長先生や各部長の先生の話を真剣に聞いていました。
これをもって,学校の一年間は一つの区切りを迎え,生徒たちは次の登校日より新しい教室で学びをスタートすることになります。
春休み有意義に過ごし,4月からは新たな目標を掲げ,日々の生活に臨んでもらいたいと思います。
また,閉講式に先立ち表彰式を実施しました。
年間を通して最も本を読んだ生徒を表彰する「多読賞」をはじめ様々な表彰が行われました。賞状を受け取った生徒たちは誇らしげな様子でした。これを刺激に,生徒の様々な活動がさらに活発になることを期待します。
成年年齢引下げに伴う講話を実施しました
3/14㈪
民法改正に伴い,2022年4月1日より成年年齢が20歳から18歳に引き下げられることを踏まえ,来年度18歳を迎える2学年の生徒を対象に消費者教育講話を実施いたしました。
「契約」の仕組みや若者が陥りやすい消費者被害 等について生徒たちは真剣に話を聞いていました。
「成年」になるということは様々な権利が認められる一方で,それに伴う責任も増えます。
正しい知識を身につけ,人生の新たな一歩を踏み出してもらえればと思います。
「第73回本科卒業証書授与式および第63回専攻科修了証書授与式」を挙行いたしました
令和4年3月1日(火)本校 体育館において,「第73回本科卒業証書授与式および第63回専攻科修了証書授与式」を挙行いたしました。
今年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため規模を縮小しての実施となりましたが,天候に恵まれ,非常に良い環境で,卒業生を送ることができました。
以下,学校長式辞を紹介いたします。
ここ数日,ようやく暖かな日差しが差し込むようになりました。雪と肌寒い強風に悩まされたこの冬もようやく終わりを迎え,本格的な春がまもなく訪れようとしています。
本日ここに,令和三年度宮城県水産高等学校第73回卒業証書授与式・第63回修了証書授与式を挙行いたしましたところ,多くの保護者の方々にご臨席を賜り,誠にありがとうございます。
ただいま,呼名を受け,代表を通じ,卒業証書を授与した本科108名の卒業生の皆さん,同じく,修了証書を授与した専攻科5名の修了生の皆さん,卒業並びに修了おめでとうございます。
変異を繰り返しながら未だ終息の時期が見えない新型コロナウイルス感染症の影響から,本来であれば,三年間,あるいは五年間,皆さんの教育にご協力いただいた方々をご来賓としてお招きし,保護者の方々,在校生とともに,立派に成長した皆さんの門出を,お祝いいただくところでありますが,このような形で卒業式を挙行させていただきますこと,何とぞご理解いただきますようお願いいたします。
卒業生,修了生の保護者の皆様,本日はおめでとうございます。
この三年間あるいは五年間,ご子息,ご息女は,就職,進学など自らの進路目標を立て,それぞれ類型を選択し,コロナ禍で制限をされた教育活動の中ではありましたが,日々の学習や実習,資格取得,進路選択などの機会を通じて自らを高めつつ,将来を見据え立派に振る舞うことができるように成長してくれました。
大人の風貌を少し覗かせてくれるようになった,今日の姿に,私ども教職員一同,大事なお子様をお預かりした,その使命を少しではありますが果たすことができたのではないかと,保護者の皆様とともに彼ら,彼女らの成長をうれしく感じているところであります。
保護者の皆様,改めまして心からお祝い申し上げます。
卒業生,修了生の皆さん,卒業・修了おめでとう。
本科を卒業する皆さんの三年前の真新しい少し大きめな制服を身にまとい,これから迎える高校生活への期待と不安をにじませていた姿は今も記憶に残っています。
さて,皆さんにとって,本校での高校生活は如何だったでしょうか。
1年生の秋,錨章祭に向けた準備を始めた中で,東日本に甚大な被害をもたらした台風十九号による一般公開の中止に始まり,この二年間は,新型コロナウイルス感染症のため,様々な制限下での学校生活を強いらざるを得ませんでした。特に昨年度は,臨時休業や,高校総体,全校での体育大会,マラソン大会,短期航海,学習旅行など,皆さんにとって楽しみにしていた多くの行事が中止となりました。引き続き,感染予防のため様々な制限を受ける学校生活の中ではありましたが,今年度は先生方と生徒会や委員会との協議の上,学年単位での体育大会の充実や,形を変えての錨章祭校内発表会,二回に分けて実施した芸術鑑賞,ビブリオバトルなどの行事を行い,上級生として立派に振る舞い下級生を導く,本校の良き伝統を継承して行ってくれたことに,校長として感謝の気持ちで見守っておりました。その成果が,コロナ禍で厳しかった就職活動においても,例年とほぼ変わらない結果に繋がったのだと思います。
また,専攻科修了生の皆さんは,目標とする海技士筆記試験合格に向け,日々頑張る姿を本科生に示し続けてくれました。皆さんの努力に敬意を示すとともに資格取得に向け今後の更なる努力を期待しています。
さて,本日,本校を巣立つ卒業生・修了生の皆さんに,一言贈りたいと思います。
「成功は必ずしも約束されていないが,成長は必ず約束されている。」
イタリアの強豪クラブチームの監督を経て日本代表をワールドカップブラジル大会に導いたイタリア人サッカー監督のアルベルト・ザッケローニ氏の言葉です。
私たちが努力するのは,言うまでもなく成功するため,結果を出すためです。スポーツであれば勝つこと,試験であれば合格すること,仕事であれば業績を上げること,その目的に向かい努力を重ねていくものです。
しかし,どんなに一生懸命努力をしたからといっても,必ずしも成功する,結果を出せるとは限りません。置かれた環境やそのときの状況,相手があるものであれば特にですが,努力したことが必ず報われるとはいえないのが現実です。
ただ,成功しなかったら,結果が出せなかったら努力したことは無駄なのでしょうか。何事も一生懸命にやった先には,充実感や達成感を味わうことができるとともに,今まで気がつかなかったことに気づき,見えなかったものが見えてくるようになるものです。努力したことは皆さん自身を大きく成長させ,その後の人生に大きくプラスになることは間違いありません。
本日,本校を巣立ち,就職する,あるいは,上級学校へ進む皆さんには,これからも,様々なことにチャレンジする中で,無駄に見えることに対しても,努力を重ねていってくれることを期待しています。卒業後も,皆さんが更なる成長をされることとともに,成功や成果を見いだすことができる幸せな未来を迎えられることを,教職員一同,これからも期待とともに応援していきたいと思います。
卒業生,修了生の皆さんの本校からの船出が,幸多からんことを心から祈念して「式辞」といたします。
令和4年3月1日
宮城県水産高等学校長 瀧田雅樹
1年生が「これからの抱負」を掲示しました
1学年「書道」の授業で制作した「これからの抱負」を各学級の廊下に掲示しました。
それぞれの思いを込めた字に加え,色紙の色遣いも生徒一人一人に工夫が見られます。
もう2月も下旬となりました。彼らが次のステップに進む春ももうすぐそこです。
この抱負を胸に日々の生活を積み重ねて欲しいと思います。
「課題研究・総合実習成果発表会」が行われました
2/9㈬
3年生が各類型での研究成果を発表する「課題研究・総合実習成果発表会」が行われました。
今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から規模を縮小しての実施となりましたが,その中でも3年生達は堂々と発表を行い,最高学年としてたくましい姿を見せてくれました。
その姿勢に,類型発表を終え,自らの進路を意識し始めた1年生も刺激を受けたようです。
発表者たちも述べていましたが,これらの研究に興味を持った下級生が研究を引き継ぎ,より深いものを作り上げてくれることを期待します。
以下は今回の発表題目です。
ご覧ください。
航海技術類型:「船体模型作成」
機関工学類型:「マリンロボット製作」
生物環境類型:「巣ごもり生活における水産業発展に向けて」
フードビジネス類型:「米粉入り蒲鉾「こめぼこ」の付加価値向上について」
調理類型:「ご当地!絶品 うまいもん甲子園への取り組み」
奨学金に関する情報を更新しました
「石巻市奨学生」の〈新規募集〉についての情報を更新しました。
希望される方は,本校ホームページの「メニュー」より「各種おたより」を選択し「奨学金」の項に進むか
下記リンクをクリックし,要項をご確認ください。
選挙出前講座を行いました
主権者教育・満18歳選挙権への備えとして,1学年「総合」の時間に石巻市選挙管理委員会事務局の皆様を講師としてお迎えし,選挙出前講座を実施しました。
選挙制度に関する講義に加え,実際に使われている投票用紙と投票箱を用いた「模擬選挙」を体験しました。これまで馴染みのなかった選挙の実際について体験的に学ぶことができ,生徒は大いに盛り上がりを見せていました。
また,「洋上投票」制度ついて学ぶことが出来たことも,海上で働く人材を多く輩出する本校にとって,大変有意義なものとなりました。
生徒たちには,「選挙権」を自分のものとして捉え,約2年後には「主権者としての1票」を投じることができるようになって欲しいと思います。
開講式ならびに機関工学類型2年の乗船報告会,表彰式を行いました
新年明けましておめでとうございます。
本年も宮城県水産高等学校をどうぞよろしくお願いいたします。
冬休み明け初日となる1/7㈮ ,開講式を行いました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため,これまで同様校内での「配信」という形の開催になりました。
校長講話では,これまでの寅年にまつわる時事問題や興味深いエビソードを交えながら,新年のスタートにたつ生徒への期待と激励の言葉が述べられました。また,新型コロナウイルスオミクロン株の感染急拡大への懸念と感染再拡大防止に引き続き努めるようお話がありました。
講話でも取り上げられましたが,1月から次の学年になるまでの期間は極めて短くなります。この機に新たな目標を立て,次のステージへ確実にステップアップしてもらいたいと思います。
また,開講式に先立ち機関工学類型2年の乗船報告会と表彰式を行いました。
乗船報告会では,代表生徒が自分たちが乗船実習で得たものについてしっかりと自分の言葉で述べるなど,大きく成長した姿を見せてくれました。
表彰式では,「柔道部」の「県新人大会」での活躍や「書道部」の「第69回全国公募・小中高児童生徒川開書道展」での活躍が表彰されました。
閉講式ならびに表彰式を行いました
12/23㈭
冬季休業前の最後の登校日となった12月23日(木),閉講式を行いました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため,これまでの同様校内での「配信」という形の開催でした。
生徒は,画面越しであっても,一つ一つの話に真剣に耳を傾けていました。
年末年始を大いに楽しみ,そして大いに学び,新年には元気な姿で登校してくれることを楽しみにしております。
閉講式と合わせ,表彰式も行いました。
本校の文化祭である「錨章祭」で製作した「大漁旗」や「全国水産生徒研究発表東北地区大会」における「調理類型」の活躍,「陸上競技部」や「空手道部」の最近の成績が表彰され,各教室からは大きな拍手が聞こえてきました。
これに刺激を受け,生徒の様々な活動がさらに活発になることを期待します。
宮城丸の「下船式」を行いました
12/23㈭
11/12より専攻科1年と機関工学類型2年の生徒を乗せ,長期航海に臨んでいた海洋総合実習船「宮城丸」が石巻新漁港に帰港しました。
約2ヶ月に及ぶ実習を終えた生徒たちの体調も良好で,職員一同安心しております。
皆様,応援ありがとうございました。
また,「進水式」の記事でも触れましたが,現行の「宮城丸」(6代目)に本校生徒が乗船し実習を行うのは,今回が最後でした。
約20年に渡り,生徒を守り,経験を積ませてくれた6代目「宮城丸」にここで感謝を述べたいと思います。
ありがとう 宮城丸 !!
昨年度までのブログは「過去のブログ・コラム」で見ることができます。