2016年12月の記事一覧
熊本・岩手の被災地へ義援金を届けました
12月19日(月)
11月に行われた「みやぎ産業教育フェア」で販売したコラボ缶詰の収益金を、4月に発生した熊本地震と8月に岩手県などを襲った台風10号の被害に遭われた方への義援金として、石巻市社会福祉協議会に届けました。
この缶詰は、本校と気仙沼向洋高校が作った「さんま味付け」缶詰と木の屋石巻水産の「いわしのレモン煮」に、石巻市立桜坂高校の生徒が制作したラベルを貼ったコラボレーション商品となっています。
義援金は県の共同募金会を通じ、熊本・岩手両県の共同募金会に届けられます。
この様子は宮城県内のニュース番組、12月22日発行の石巻かほくに掲載されました。
サイエンスキャッスル2016 東北大会に参加・受賞しました
フードビジネス類型から、12月18日(日)に東北大学・カタールサイエンスキャンパスホームで行われた「中高生のための学会・サイエンスキャッスル2016」東北大会参加と受賞のお知らせが届きました。
宮城水産高校フードビジネス類型ホヤホヤ研究班 またまたやりました!
マボヤの低温保存中の生菌数と細菌叢の遷移についての口頭発表が『審査員特別賞の『「5」の付く日。JCBで復興支援賞』をいただきました!
自分達の学習成果を地域に還元することが社会貢献に繋がる、という思いで研究を続けてきた点を一番評価していただいたのだと思います。
水産は実学。
学習成果は地域に還元。
そういった生徒たちを育てることが水産高校の使命です。彼らが地域の産業をガッチリと支えるためにも、そうしていかなければならないと改めて感じる日となりました。
この研究は石巻専修大学理工学部角田出教授、高瀬特別研究員、同研究室の皆さんのご指導ご助言、海洋教育パイオニアスクールプログラムの助成を受けて実施しました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
発表ではホヤの鮮度低下に注目し、被袋(殻)外部を洗い付着生物を取り除いたホヤと未処理のホヤ(洗っていないホヤ)を低温保存し、重量・臭気・刺激に対する反応を観察するとともに、むき身中の細菌について解析した結果を発表し、科学的な視点から販路拡大の提言を行いました。
また、この受賞と11月に行われた全国産業フェア石川での受賞と合わせて、「ホヤの消費拡大への取組」として、研究活動などが新聞等のメディアに多数取り上げられました。
改めて、受賞おめでとうございます!
1学年キャリアセミナー
12月14日(水)
1学年を対象に、様々な職業や人生の先輩から話を聞き、視野を広げるキャリアセミナーが行われました。
NPO法人ハーベスト様実施のもと、会社代表・公務員・宮水OB・宮水教員だった方など、13人の魅力的な講師の方々からお話を伺いました。
真剣な面持ちで話を聞く生徒や、和やかな雰囲気で話を進めるグループなど、講師の先生ごとに特色のあるセミナーとなりました。
NPO法人ハーベストのスタッフの皆様、講師の皆様、貴重なお話をありがとうございました。
2016年度 IPPO IPPO NIPPON プロジェクト 経済同友会講演会
12月9日(金)
IPPO IPPO NIPPON プロジェクトの一環として、経済同友会幹事の武藤光一氏(株式会社商船三井 代表取締役 取締役会長、会長執行役員)をお招きし、1年生と航海技術類型・機関工学類系2年生、3年生を対象に講演会が行われました。
「日本の海運業について」、「楽しく働くには」をテーマに、海運市場やコンテナ・貨物船の種類、海運業が抱える問題などの話に、生徒たちは真剣に聞き入っていました。
IPPO IPPO NIPPON プロジェクトの皆様、経済同友会の皆様、武藤光一様、この度は貴重な機会を頂き、ありがとうございました。
2学年 学習旅行
12月9日~12日
生物環境類型・フードビジネス類型・調理類型の2学年の生徒を対象に、3泊4日の日程で学習旅行を実施しました。(航海技術類型・機関工学類型ではハワイでの研修を含む宮城丸での航海実習となります)
各類型ごとにコースを決め、それぞれ特色のある学習旅行となりました。
◆生物環境類型 沖縄方面
渡嘉敷島でのダイビング・スノーケリング、首里城、美ら海水族館、平和記念公園、ひめゆりの塔資料館の見学など、沖縄の自然と文化、歴史を学びました。
また、渡嘉敷島でダイビングに挑戦する生徒の様子が2016年12月30日付 石巻かほくに掲載され、挑戦した生徒全員が技能認定カード「Cカード」を取得した旨も紹介されました。
◆フードビジネス類型 広島・関西方面
呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)、日本三景のひとつである厳島神社・広島記念公園・清水寺と、世界遺産に指定されている名所、インスタントラーメン発明記念館や京都・大阪での自主研修など、明治以降の造船技術、平和学習、世界遺産や関西の食文化、各地の商品開発などについて学びました。
◆調理類型 東京・横浜方面
和食料理人として有名な道場六三郎氏がオーナーを務める「懐食みちば」、石巻・三陸の海の幸が東京でも楽しめる「宮城漁師酒場 魚谷屋」での食事、『調理に関するものなら何でも揃う』と言われる合羽橋道具屋街、築地市場、横浜みなとみらい~中華街での見学・食事、7月に行われた料理ボランティア特別授業でお越し頂いた岸義昭氏が総料理長を務めるインターコンチネンタル東京ベイの厨房見学と、食と調理について学びました。
関係機関や保護者の皆様のご理解とご協力、ありがとうございました。
全国産業フェア石川大会 優秀活用力賞受賞!
12月9日
フードビジネス類型より、石川県金沢市で開催された全国産業フェアでの受賞のお知らせが届きました!
11月4日~6日にかけて、金沢で開催された全国産業教育フェア 知
財学習成果発表会にフードビジネス3年生が「伊達なほやむすびTM大
作戦」と題して出展・発表し、優秀活用力賞を受賞しました!
賞は知財学習における優秀な創造活動に贈られる優秀創造力賞、優秀
な実践活動への優秀実践力賞、そして知財を有益に活用している取組
に贈られる優秀活用力賞があり、本校は昨年の優秀想像力賞(情報無
線研究部アイス・ツクレール開発)・優秀実践賞(情報無線研究部チ
リトレール開発)の受賞についで、ついに三冠達成となりました!
(史上初・史上最速の三冠達成です!)
本校は知財学習の展開型研究指定(東北・北海道地区では唯一)を平成25年から3年間受けております。
全国さんフェアでの知財学習の成果発表は、開催地域の大企業や経産省の出先機関、特許庁の職員ら(今回は会社社長や北陸経産局の方など)によって評価されます。
賞のために、日々の学習を展開しているわけではありませんが、生徒の活動を外部の方に評価していただいたことは教員として素直にうれしかったです。
今後も地域に密着しながら、専門高校として社会人基礎力の育成のために取り組んでまいりたいと、強く思う一日となりました。
11月22日には、地元紙石巻かほくの特集「苦境の県産ホヤ<6>(石巻かほくwebサイトへ移動します)」において、ホヤの消費拡大の取り組みとして上記のホヤむすびや調理研究部のクリームパスタなど、ホヤの新しい食べ方の提案やイベントでのPR活動が紹介されました。
どんどん広がる宮水オリジナルのホヤ料理の活躍、どうぞご期待ください。