2021年度宮水blog
終業式ならびに表彰式を行いました
今年度の最後の登校日となった3月22日㈫,終業式を実施しました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため,これまで同様「校内配信」という形の開催でしたが,生徒は校長先生や各部長の先生の話を真剣に聞いていました。
これをもって,学校の一年間は一つの区切りを迎え,生徒たちは次の登校日より新しい教室で学びをスタートすることになります。
春休み有意義に過ごし,4月からは新たな目標を掲げ,日々の生活に臨んでもらいたいと思います。
また,閉講式に先立ち表彰式を実施しました。
年間を通して最も本を読んだ生徒を表彰する「多読賞」をはじめ様々な表彰が行われました。賞状を受け取った生徒たちは誇らしげな様子でした。これを刺激に,生徒の様々な活動がさらに活発になることを期待します。
成年年齢引下げに伴う講話を実施しました
3/14㈪
民法改正に伴い,2022年4月1日より成年年齢が20歳から18歳に引き下げられることを踏まえ,来年度18歳を迎える2学年の生徒を対象に消費者教育講話を実施いたしました。
「契約」の仕組みや若者が陥りやすい消費者被害 等について生徒たちは真剣に話を聞いていました。
「成年」になるということは様々な権利が認められる一方で,それに伴う責任も増えます。
正しい知識を身につけ,人生の新たな一歩を踏み出してもらえればと思います。
「第73回本科卒業証書授与式および第63回専攻科修了証書授与式」を挙行いたしました
令和4年3月1日(火)本校 体育館において,「第73回本科卒業証書授与式および第63回専攻科修了証書授与式」を挙行いたしました。
今年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため規模を縮小しての実施となりましたが,天候に恵まれ,非常に良い環境で,卒業生を送ることができました。
以下,学校長式辞を紹介いたします。
ここ数日,ようやく暖かな日差しが差し込むようになりました。雪と肌寒い強風に悩まされたこの冬もようやく終わりを迎え,本格的な春がまもなく訪れようとしています。
本日ここに,令和三年度宮城県水産高等学校第73回卒業証書授与式・第63回修了証書授与式を挙行いたしましたところ,多くの保護者の方々にご臨席を賜り,誠にありがとうございます。
ただいま,呼名を受け,代表を通じ,卒業証書を授与した本科108名の卒業生の皆さん,同じく,修了証書を授与した専攻科5名の修了生の皆さん,卒業並びに修了おめでとうございます。
変異を繰り返しながら未だ終息の時期が見えない新型コロナウイルス感染症の影響から,本来であれば,三年間,あるいは五年間,皆さんの教育にご協力いただいた方々をご来賓としてお招きし,保護者の方々,在校生とともに,立派に成長した皆さんの門出を,お祝いいただくところでありますが,このような形で卒業式を挙行させていただきますこと,何とぞご理解いただきますようお願いいたします。
卒業生,修了生の保護者の皆様,本日はおめでとうございます。
この三年間あるいは五年間,ご子息,ご息女は,就職,進学など自らの進路目標を立て,それぞれ類型を選択し,コロナ禍で制限をされた教育活動の中ではありましたが,日々の学習や実習,資格取得,進路選択などの機会を通じて自らを高めつつ,将来を見据え立派に振る舞うことができるように成長してくれました。
大人の風貌を少し覗かせてくれるようになった,今日の姿に,私ども教職員一同,大事なお子様をお預かりした,その使命を少しではありますが果たすことができたのではないかと,保護者の皆様とともに彼ら,彼女らの成長をうれしく感じているところであります。
保護者の皆様,改めまして心からお祝い申し上げます。
卒業生,修了生の皆さん,卒業・修了おめでとう。
本科を卒業する皆さんの三年前の真新しい少し大きめな制服を身にまとい,これから迎える高校生活への期待と不安をにじませていた姿は今も記憶に残っています。
さて,皆さんにとって,本校での高校生活は如何だったでしょうか。
1年生の秋,錨章祭に向けた準備を始めた中で,東日本に甚大な被害をもたらした台風十九号による一般公開の中止に始まり,この二年間は,新型コロナウイルス感染症のため,様々な制限下での学校生活を強いらざるを得ませんでした。特に昨年度は,臨時休業や,高校総体,全校での体育大会,マラソン大会,短期航海,学習旅行など,皆さんにとって楽しみにしていた多くの行事が中止となりました。引き続き,感染予防のため様々な制限を受ける学校生活の中ではありましたが,今年度は先生方と生徒会や委員会との協議の上,学年単位での体育大会の充実や,形を変えての錨章祭校内発表会,二回に分けて実施した芸術鑑賞,ビブリオバトルなどの行事を行い,上級生として立派に振る舞い下級生を導く,本校の良き伝統を継承して行ってくれたことに,校長として感謝の気持ちで見守っておりました。その成果が,コロナ禍で厳しかった就職活動においても,例年とほぼ変わらない結果に繋がったのだと思います。
また,専攻科修了生の皆さんは,目標とする海技士筆記試験合格に向け,日々頑張る姿を本科生に示し続けてくれました。皆さんの努力に敬意を示すとともに資格取得に向け今後の更なる努力を期待しています。
さて,本日,本校を巣立つ卒業生・修了生の皆さんに,一言贈りたいと思います。
「成功は必ずしも約束されていないが,成長は必ず約束されている。」
イタリアの強豪クラブチームの監督を経て日本代表をワールドカップブラジル大会に導いたイタリア人サッカー監督のアルベルト・ザッケローニ氏の言葉です。
私たちが努力するのは,言うまでもなく成功するため,結果を出すためです。スポーツであれば勝つこと,試験であれば合格すること,仕事であれば業績を上げること,その目的に向かい努力を重ねていくものです。
しかし,どんなに一生懸命努力をしたからといっても,必ずしも成功する,結果を出せるとは限りません。置かれた環境やそのときの状況,相手があるものであれば特にですが,努力したことが必ず報われるとはいえないのが現実です。
ただ,成功しなかったら,結果が出せなかったら努力したことは無駄なのでしょうか。何事も一生懸命にやった先には,充実感や達成感を味わうことができるとともに,今まで気がつかなかったことに気づき,見えなかったものが見えてくるようになるものです。努力したことは皆さん自身を大きく成長させ,その後の人生に大きくプラスになることは間違いありません。
本日,本校を巣立ち,就職する,あるいは,上級学校へ進む皆さんには,これからも,様々なことにチャレンジする中で,無駄に見えることに対しても,努力を重ねていってくれることを期待しています。卒業後も,皆さんが更なる成長をされることとともに,成功や成果を見いだすことができる幸せな未来を迎えられることを,教職員一同,これからも期待とともに応援していきたいと思います。
卒業生,修了生の皆さんの本校からの船出が,幸多からんことを心から祈念して「式辞」といたします。
令和4年3月1日
宮城県水産高等学校長 瀧田雅樹
1年生が「これからの抱負」を掲示しました
1学年「書道」の授業で制作した「これからの抱負」を各学級の廊下に掲示しました。
それぞれの思いを込めた字に加え,色紙の色遣いも生徒一人一人に工夫が見られます。
もう2月も下旬となりました。彼らが次のステップに進む春ももうすぐそこです。
この抱負を胸に日々の生活を積み重ねて欲しいと思います。
「課題研究・総合実習成果発表会」が行われました
2/9㈬
3年生が各類型での研究成果を発表する「課題研究・総合実習成果発表会」が行われました。
今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から規模を縮小しての実施となりましたが,その中でも3年生達は堂々と発表を行い,最高学年としてたくましい姿を見せてくれました。
その姿勢に,類型発表を終え,自らの進路を意識し始めた1年生も刺激を受けたようです。
発表者たちも述べていましたが,これらの研究に興味を持った下級生が研究を引き継ぎ,より深いものを作り上げてくれることを期待します。
以下は今回の発表題目です。
ご覧ください。
航海技術類型:「船体模型作成」
機関工学類型:「マリンロボット製作」
生物環境類型:「巣ごもり生活における水産業発展に向けて」
フードビジネス類型:「米粉入り蒲鉾「こめぼこ」の付加価値向上について」
調理類型:「ご当地!絶品 うまいもん甲子園への取り組み」
奨学金に関する情報を更新しました
「石巻市奨学生」の〈新規募集〉についての情報を更新しました。
希望される方は,本校ホームページの「メニュー」より「各種おたより」を選択し「奨学金」の項に進むか
下記リンクをクリックし,要項をご確認ください。
選挙出前講座を行いました
主権者教育・満18歳選挙権への備えとして,1学年「総合」の時間に石巻市選挙管理委員会事務局の皆様を講師としてお迎えし,選挙出前講座を実施しました。
選挙制度に関する講義に加え,実際に使われている投票用紙と投票箱を用いた「模擬選挙」を体験しました。これまで馴染みのなかった選挙の実際について体験的に学ぶことができ,生徒は大いに盛り上がりを見せていました。
また,「洋上投票」制度ついて学ぶことが出来たことも,海上で働く人材を多く輩出する本校にとって,大変有意義なものとなりました。
生徒たちには,「選挙権」を自分のものとして捉え,約2年後には「主権者としての1票」を投じることができるようになって欲しいと思います。
開講式ならびに機関工学類型2年の乗船報告会,表彰式を行いました
新年明けましておめでとうございます。
本年も宮城県水産高等学校をどうぞよろしくお願いいたします。
冬休み明け初日となる1/7㈮ ,開講式を行いました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため,これまで同様校内での「配信」という形の開催になりました。
校長講話では,これまでの寅年にまつわる時事問題や興味深いエビソードを交えながら,新年のスタートにたつ生徒への期待と激励の言葉が述べられました。また,新型コロナウイルスオミクロン株の感染急拡大への懸念と感染再拡大防止に引き続き努めるようお話がありました。
講話でも取り上げられましたが,1月から次の学年になるまでの期間は極めて短くなります。この機に新たな目標を立て,次のステージへ確実にステップアップしてもらいたいと思います。
また,開講式に先立ち機関工学類型2年の乗船報告会と表彰式を行いました。
乗船報告会では,代表生徒が自分たちが乗船実習で得たものについてしっかりと自分の言葉で述べるなど,大きく成長した姿を見せてくれました。
表彰式では,「柔道部」の「県新人大会」での活躍や「書道部」の「第69回全国公募・小中高児童生徒川開書道展」での活躍が表彰されました。
閉講式ならびに表彰式を行いました
12/23㈭
冬季休業前の最後の登校日となった12月23日(木),閉講式を行いました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため,これまでの同様校内での「配信」という形の開催でした。
生徒は,画面越しであっても,一つ一つの話に真剣に耳を傾けていました。
年末年始を大いに楽しみ,そして大いに学び,新年には元気な姿で登校してくれることを楽しみにしております。
閉講式と合わせ,表彰式も行いました。
本校の文化祭である「錨章祭」で製作した「大漁旗」や「全国水産生徒研究発表東北地区大会」における「調理類型」の活躍,「陸上競技部」や「空手道部」の最近の成績が表彰され,各教室からは大きな拍手が聞こえてきました。
これに刺激を受け,生徒の様々な活動がさらに活発になることを期待します。
宮城丸の「下船式」を行いました
12/23㈭
11/12より専攻科1年と機関工学類型2年の生徒を乗せ,長期航海に臨んでいた海洋総合実習船「宮城丸」が石巻新漁港に帰港しました。
約2ヶ月に及ぶ実習を終えた生徒たちの体調も良好で,職員一同安心しております。
皆様,応援ありがとうございました。
また,「進水式」の記事でも触れましたが,現行の「宮城丸」(6代目)に本校生徒が乗船し実習を行うのは,今回が最後でした。
約20年に渡り,生徒を守り,経験を積ませてくれた6代目「宮城丸」にここで感謝を述べたいと思います。
ありがとう 宮城丸 !!
海洋総合実習船「宮城丸」の進水式が行われました
12/22㈬
現在,新たに建造されている海洋総合実習船「宮城丸」の進水式が気仙沼港で行われました。
現行の「宮城丸」は建造から20年近く経過し老朽化が進んだため,来年度からはこの7代目「宮城丸」が本校の生徒をはじめとする水産・海洋について学ぶ生徒を乗せ実習に臨みます。
新たな「宮城丸」は総工費が約23億円で,総t数や定員の増加,最新設備の搭載等,様々な面でスケールアップしています。
今回の進水式には,校長先生始め4名の教員と,生徒を代表し生徒会長である航海技術類型2年の渡邉安嵐君,現行の「宮城丸」での実習を終え,気仙沼港に寄港していた機関工学類型2年生及び専攻科の学生が参加しました。
参加した教員からは「式は厳かに行われ,それに参加した生徒の姿も立派だった。」とのコメントがありました。
7代目「宮城丸」は来年3月に竣工式を迎え,来年,令和4年度から県の教育活動のために稼働することになります。
調理類型の年末の恒例行事をご紹介します
2021年も残りわずか。本校も,いよいよ「年末」という雰囲気に包まれています。
そこで今回は本校調理類型の「年末」の恒例行事をご紹介します。
調理類型ではここ数年,これまで習得した技術を確認する総決算として3年生が「おせち作り」に挑戦しています。
昔から定番の「栗きんとん」や「煮〆」をはじめ,近年百貨店等が販売する「おせち」によく見られる「ローストビーフ」など,様々なメニューを生徒たちは丁寧に作り上げます。
学校の方針から保存料や添加物を一切使用していないので,実際のお正月に食べることは難しいですが,生徒たちは自らの手で作った「おせち」を自宅に持ち帰り,その日の夕食で家族にその「成果」を振る舞っているようです。
中学3年生等対象「施設見学会」を行いました
12/18㈯,中学3年生と保護者を対象に「施設見学会」を実施いたしました。
午前・午後合わせて50名を超える方にご参加いただき,本校が誇る様々な実習施設をご覧いただきました。
アンケートには「ここまで充実した設備があるとは知らなかった。」といった内容のご意見が多く,改めて本校の充実した学習環境を知っていただける機会になったかと思います。
来春より,多くの中学生の皆さんが共に学ぶ仲間になってくれることを,職員・在校生一同楽しみにしております。
小牛田農林高校と合同販売会を行いました
12月の宮城水産の日(第三水曜日)となる12月15日(水),石巻合同庁舎で小牛田農林高校と宮城水産高校の合同販売会が行われました。
今回の合同販売会では小牛田農林のパック御飯と水産高校のさんま味付缶詰・まぐろ油漬缶詰のセットが販売され,用意した192箱を完売することが出来ました。
開会前から沢山の方に来て頂き,ありがとうございました。
石巻北高校と合同でこめぼこ製造体験実習を行いました。
本校・石巻北高校・石巻専修大・楽天野球団・高橋徳治商店・石巻信用組合の6団体で行っている高大産連携プロジェクトの一環として,フードビジネス類型3年と石巻北高校の生徒、石巻専修大の学生がこめぼこ製造体験実習を行いました。こめぼこはすり鉢で作成し、最後は油で揚げて完成させました。揚げたてのこめぼこは本校調理類型の生徒が作成した北高のお米で作ったおにぎり、さばの塩焼き、豚汁と共に試食しました。
地元中学生に向けた体験実習を行いました
12/3㈮ 「ふるさと大好き中学生育成事業」と題しまして,近隣の学校である「石巻市立渡波中学校」の1年生93名を招待し,石巻市が誇る水産業の紹介や,特色あふれる本校各類型の体験実習を行いました。
体験を終えた渡波中学校の生徒の言葉を抜粋します。
航海類型:「様々なロープの結び方を知り,勉強になりました。見る分には簡単そうな結び方もやってみると難しかったです。」
機関工学類型:「船のエンジンやクレーンの操作の仕組みが少し分かりました。揺れているクレーンの先を安定させることが難しそうでした。」
生物環境類型:「海の生き物が暮らす環境のお話が勉強になりました。水耕栽培と養殖を掛け合わせた「アクアポニックス」というものを知らなかったので,印象に残りました。」
フードビジネス類型:「かまぼこを作る機会はなかなか無いのでとても楽しかったし,作り方を知ることができ,良かったです。」
調理類型:「鰹節の厚さや細かさを変えることで舌で感じる味も変わることを教わりました。とても不思議な経験で,人間の味覚の仕組みを知ることも出来ました。」
本事業により,渡波中学校の皆さんの,「地元の水産業」への関心がいっそう高まり,又,世界に誇る「石巻」の魅力についての理解がさらに深まってくれれば幸いです。
小牛田農林と宮城水産のコラボ製品販売について
令和3年12月15日(水)午前10時から宮城県石巻合同庁舎1階ロビーで
宮城県水産高等学校の缶詰(さんま味付缶詰とまぐろ油漬缶詰)と小牛田農林高等学校のパックライス(6パック)を詰め合わせたセット(価格1200円)の販売を行います。
11月25日みんなで箱詰めして,その後試食しましたが,缶詰と新米のパックライスの相性は抜群でした。
数量限定(196箱)ですが是非買いに来て下さい。
「施設見学会」のお知らせを公開しました
今年度は,7 月に学校説明会を実施し,大変ご好評をいただきました。
その際に,本校の教育施設も是非見学したいとのご意見をいただきましたので,コロナウィルス感染症対策を万全に行ったうえで,
施設見学会を実施します。
この記事の下部にも添付していますが,その「実施要項」と「参加申込書」を本校HP〈入試情報〉→〈学校説明会情報〉の項に掲示しております。
ご確認ください。
宮城丸の近況をお伝えします
11/12より機関工学類型2年の生徒を乗せ,長期航海に臨んでいる海洋総合実習船「宮城丸」から連絡が届きました。
生徒たちは陸での生活を恋しくは思っているようですが,日々の実習の中で自分たちの技術を高めようと努力しているとのことでした。
実際に漁を行う「操業実習」は今週金曜日(12/3)までですが,宮城に戻るまで健康に留意して,頑張ってもらえればと思います。
以下,指導教官からのメッセージを抜粋したものとなります。
早いもので今日で操業8回目となりました。
操業4回目から風とうねりが強くなり,なかなか過ごしにくい船内生活となりましたが,適水で漁場を移動し,現在はまた凪のよい状態に戻りました。
ご存知のとおり今航海はなかなか漁に恵まれず,漁獲量がさびしい限りとなっておりますが,小型の魚はぽつぽつと獲れており,船員や専攻科に教わりながら,自分たちでできることを積極的に行なっています。
カジキも時折揚がってくるため,生徒は手の空いている時間にカジキの角の加工を一生懸命やっており,お土産作りに励んでいます。
長い航海で生徒達はストレスを感じている部分もあると思いますが,友人同士トラブルを起こすこともなく,船内生活を送っております。
「学年体育行事」が行われました
10/8㈮,11/19㈮「第2学年体育行事」「第3学年体育行事」が行われました。
今年度は,新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から学年毎に「体育行事」を行っております。
生徒たちはフェアプレーの精神のもと様々な競技に臨んでいました。
大人数で体を動かす行事がなかなか実施できずにいますので,交流・リフレッシュにとても良い機会となったようです。
これから,2年生は「就職・進学」に向けて,3年生は「卒業」に向けて,それぞれ本格的な活動がはじまります。
今回の体育行事で深まったクラス・学年の絆を武器に,それぞれの道に向け,互いに支え合い,頑張ってもらいたいと思います。
(※写真は左上が「第2学年体育行事」右下が「第3学年体育行事」のものです。)
「全日本海員組合」より御講演いただきました
11/17㈬,19㈮ 1学年「水産海洋基礎実技」の授業に「全日本海員組合」の皆さんをお招きし,船や海にまつわる様々なお話をいただきました。
海外の港や船での生活の話は「船乗り」を目指す生徒中心に大変参考になったようで,この後に控える「類型選択」への生徒の視野が広がったように見えました。
卒業生による進路講話をいただきました
11/17㈬ 本校の卒業生を招き,1学年全体で社会に出て働く先輩方のお話を伺いました。
地元の鉄工所や地域密着型のスーパーマーケットで働く年が近い方の生の声は,生徒にとって良い刺激になったようで,積極的に質問をする生徒の姿も見られました。
また,講師の在学時代を知る教員もいたため,当時の話にも花が咲きました。
1年生が今後どのような進路に進んでいくかはまだ分かりませんが,講師の皆さんのようにいつかこうした形で戻ってきてもらえたら,これほど嬉しいことはありません。
創立125周年記念式典および生徒会役員認証式を行いました
11/15(月) 本校は創立125周年を迎えました。
これを記念し,オンラインでの「創立記念式典」を行いました。
校長による講話の中では,錨があしらわれた校章の由来や特徴,社会の変化に伴って類型(学科)も変化してきたこと等
「水産・海洋のスペシャリストの育成」を目標とする本校の歴史や存在意義が改めて述べられました。
その後,先日の生徒会選挙の投票結果を踏まえた生徒会役員の「認証式」が行われ,新たに役員となった生徒たちの活動がスタートしました。さまざまな学校活動を積極的に牽引してくれるものと確信しています。
宮城丸の「出港式」を行いました
11/12㈮ 海洋総合実習船「宮城丸」が機関工学類型2年と専攻科の生徒を乗せ,長期航海へと旅立ちました。
今回は宮城県の状況を踏まえ,新型コロナウィルス感染拡大防止対策を行った上で,久しぶりの「出港式」を行い,学校を代表し,2学年の生徒,職員が実習に臨む生徒を見送りました。
コロナ禍の中で学校生活を送ってきた今の2年生にとっては,こうした催しは初めてのものでした。
例年と異なる部分はありましたが,「水産高校の伝統行事」の一端に触れることが出来たことは生徒にとってとても良い経験になったと感じております。
旅立つ生徒たちが経験することは決して楽なことだけでは無いと思いますが,無事に実習を終え,一回り大きくなった姿を見せてくれることを信じています。
生徒会役員選挙が行われました
11/10(水) 本校の生徒会役員選挙の「立会演説会」並びに「投票」が行われました。
今回の選挙には現職の役員に加え,意欲的な1年生が「会長」「副会長」に出馬し,それぞれが学校への思いを述べました。
演説のやり方にも一人一人に工夫があり,軽快な語り口で公約を述べる者,丁寧に公約を説明する者,学校への思いを全面に押し出し熱意をぶつける者と様々でした。
演説を聴いた生徒たちは,候補者に真剣に応えるように投票していました。
「ミニ・ビブリオバトル」が行われました
11/9㈫の放課後,図書委員会主催の「校内ミニ・ビブリオバトル大会」が行われました。
「ビブリオバトル」とは「人を通して本を知る 本を通して人を知る」をキャッチコピーに全国に広がり楽しまれている「誰でも開催できる本の紹介コミュニケーションゲーム」です。
自身が面白いと思った本を持ち寄って,それぞれの本を薦め合い,観覧者が一番読みたいと感じた「チャンプ本」を決定します。(ちなみに「ビブリオバトル」は本の紹介を行う時間が「1人:5分」と決められているのですが,今回は「1人:3分」で行ったので,公式ルールに則り,「ミニ・ビブリオバトル」と呼称しています。)
参加した生徒は様々な工夫を凝らし,自分の好きな本を熱く紹介していました。
これをきっかけに普段は読書をする習慣がない生徒にも,ぜひ本を手に取って読んでもらいたいです。
「フィッシャーマン・ジャパン」より御講演をいただきました
11/10㈬ 1年生の授業に「一般社団法人 フィッシャーマン・ジャパン」の皆様をお招きし,お話を伺いました。
「フィッシャーマン・ジャパン」は漁業にある3K(きつい・汚い・危険)というマイナスのイメージを変え,「新3K」(かっこいい・稼げる・革新的)として実行していくトップランナーになることを理念に日々様々な活動をされています。
今回は「フィッシャーマン・ジャパン」の日々の活動に加え,ホヤ養殖を行う「あつみ屋」の代表である渥美貴幸氏と共にホヤ養殖の世界のお話をしていただきました。
1年生は,これから次年度以降の専門的学びに向けた「類型選択」も控えています。「水産高校」の生徒として,水産業に関わる人々(=フィッシャーマン)となることも視野に入れ,将来について考えを深めて欲しいと思います。
今年度の「錨章祭」
本校の文化祭である「錨章祭」は,例年と異なり,「一般公開なし,校内公開のみ」,「オンライン配信中心」の形態となりました。
これまでと全く違った文化祭の準備は,生徒にとっても職員にとっても容易なものではありませんでしたが,そういった中でも「大漁旗」や「団体毎の発表」に向けて工夫を凝らす生徒の姿が多く見られました。
また,大漁旗の他にも文化系の愛好会による作品展示も行われ,配信だけでは終わることのない「錨章祭」になったと思います。
来年度以降一般公開ができるよう新型コロナウイルス感染拡大が落ち着くことを祈るばかりですが,そういった中でも今年度の「錨章祭」は,生徒たちにとって新しい時代に求められる学びの実践になったと感じております。
「こめぼこ」製造体験実習
1年生の水産基礎実技類型別実習第2回
フードビジネス類型では米粉入り蒲鉾「こめぼこ」製造体験実習を行いました。
営業許可を取得している学校の食品工場で実習するのでSSOP(衛生標準作業手順)マニュアルに則って入室し実習を行いました。
「こめぼこ」はすり鉢を使って作成し,手で好きな形に成形し,油で揚げて試食しました。
揚げたての「こめぼこ」はとても美味しかったです。
「全国水産生徒研究発表東北地区大会」にて本校生徒が発表を行いました
10/29㈮の午後,調理類型3年生2名が本校を代表し「全国水産生徒研究発表東北地区大会」にオンラインで参加しました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため,このような形での実施になりましたが,「宮城の地元食材:ホヤ」を作った新メニューの開発とそれを携え挑んだ「ご当地!絶品うまいもん甲子園」での成果を生徒たちは堂々と発表していました。
先輩たちの姿を見て,後輩たちも後に続いてもらたいと思います。
奨学金に関する情報を更新しました
「被災生徒奨学資金」奨学生の〈新規募集〉と〈貸付延長〉についての情報を更新しました。
希望される方は,本校ホームページの「メニュー」より「各種おたより」を選択し「奨学金」の項に進むか
下記リンクをクリックし,要項をご確認ください。
「錨章祭」が開催されました。
本日(10/15),本校の文化祭である「錨章祭」が開催されました。
新型コロナウイルスの影響により,校内公開のみの実施としその方法も例年とは異なりますが,生徒たちは懸命に準備を行っていました。
上記の写真はそんな生徒たちの思いが詰まった「大漁旗」です。
文化祭の様子は改めてご紹介させていただきます。
1学年キャリアセミナーを行いました
10月6日(水)1学年を対象としたキャリアセミナーを行いました。
女川の飲食店の店長さんや地域起こしを行うNPOの職員の方といった石巻管内を中心に活躍される様々な「プロ」を招いてお話を伺いました。
今回のセミナーは生徒にとって,大変刺激になったようです。これを,生徒自身が自分の将来についてさらに深く考える機会にして欲しいと思います。
全校で舞台「ベニスの商人」を鑑賞しました
10月8日(木)新型コロナウイルス感染拡大防止のための対策を徹底した上で,劇団「芸優座」をお招きし,全校で芸術鑑賞会を実施しました。
「芸優座」は「青少年にだからこそ最高の演劇を見せたい」という理念もと,1972年の設立以来,全国の青少年に向け様々な公演をされてきました。
今回,本校で演じていただいたウィリアム・シェイクスピアの「ベニスの商人」は喜劇ということもあり,生徒たちにとっても非常に親しみやすく,体育館に笑い声が響きました。
また,普段見ることのない生の役者さんの演技に感動した生徒も多く,公演後「もう一度見たい!」という生徒の声も聞こえてきました。
コロナ禍により,様々な制限はありましたが,本校生徒にとって非常に実りのある芸術鑑賞会であったと感じております。
石巻北高校と合同で稲刈り実習を行いました。
10月5日
本校・石巻北高校・石巻専修大・楽天野球団・高橋徳治商店・石巻信用組合の6団体で行っている高大産連携プロジェクトの一環として,フードビジネス類型3年と調理類型3年の生徒が石巻北高校で稲刈り実習を行いました。
春にみんなで植えた稲を1時間ほどかけて刈り取り,棒掛けを行いました。
作業終了後は,水産高校のさんまの缶詰をおかずに新米のおにぎりを頂きました。
12月には北高生と石巻専修大生を本校に招き,この新米を使ってこめぼこ製造実習を行う予定です。
中学生に向けた学校見学会を行いました
10月5日㈫ 石巻市立稲井中学校の中学2年生7名に向けた学校説明会を行いました。
「水産高校へ関心がある」と回答してくれた生徒が,職員の話に真剣に耳を傾けていました。普段見ることの出来ない機械類に興味をかきたてられている姿が印象的でした。
中学2年生の進路決定はまだ少し先かもしれませんが,彼らのような生徒が来春以降入学することを職員一同楽しみにしております。
後期始業式ならびに表彰式を行いました
10月1日㈮ 後期が始まる節目として後期始業式を行いました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため,これまでの同様校内での「配信」という形の開催になりました。
前日まで行われていた定期考査の結果にそれぞれ思うところもあったようで,改まった表情で話を聞く生徒の姿も見られました。
これを機に後期の生活も充実したものにしていけるよう頑張っていってもらえればと思います。
類型発表会について
9月21日(火)類型発表会がありました。
この発表会は,各類型の生徒が課題研究・総合実習で取り組んでいる研究について,教員に対して発表する会で「第30回全国水産・海洋高等学校生徒研究発表大会」への予選会でもあります。
各類型の代表発表は以下の通りです。
航海技術類型:船体模型作成
機関工学類型:水中ロボットリモートコントローラー製作
生物環境類型:海藻の活用方法について~SDGsを意識しながら~
フードビジネス類型:かまぼことこめぼこの消費期限の違いについて
調理類型:うまいもん甲子園への取り組み
厳正な審査の結果,調理類型が,学校代表として来月秋田県で行われる東北大会に出場することとなりました。
水産基礎実技類型別実習第1回について
1年生の水産基礎実技類型別実習第1回の様子です。
行われたのは以下の内容です。
航海技術類型:ロープワーク体験
機関工学類型:溶接体験
生物環境類型:プランクトン観察
フードビジネス類型:簿記体験&アルファベットデザイン
調理類型:調理実習見学・試食&講義
今年度は各類型の実習を2回ずつ体験します。本校5類型への理解を深め,類型選択につなげます。
小型船舶ベガについて
小型船舶の操船実習で使用している「ベガ」を紹介します。
小型船舶「ベガ」は震災後,日本財団から操船実習の為に寄贈して頂いたモーターボートです。
県による小型船舶「スピカ」新造よりも早かったので,震災後の実習再開にとても役に立ちました。
今回納船から10年経ったのでエンジンの交換を行いました。
小型船舶操縦実習のイメージが伝わればうれしいです。
海技士免許取得のための救命講習を実施しました。
9月17日(金)本校プールにおいて,航海技術類型3年及び機関工学類型3年の生徒が,海技士免許取得の条件である「救命講習」を受講しました。
気温は低かったものの,イマーションスーツやライフジャケットなどを着用し万全の準備を行い,溺水者救助,浮力確保,筏反転訓練などの講習に真剣に取り組みました。
地域密着情報誌「んだっちゃ!」に掲載されました。
地域密着情報誌「んだっちゃ!」10月号に,本校の取組が2つ取り上げられましたので,お知らせします。
1つめは10月3日に開催される「全国豊かな海づくり大会開会式」へ旗手として生徒会長渡邉安嵐君らが参加することです。2つめは「みんなの放課後活動」で生物環境類型の取組と生徒の声がとりあげられています。
生物環境類型の「キタムラサキウニの発生実験」の様子をご紹介します
生物環境類型の実習の様子をご紹介します。
今回のテーマは今が旬の“ウニ”。
本校の実習場で大事に飼育しているキタムラサキウニを使用して,産卵→受精→成長過程を観察しました。
特に今年のウニは身入りが良くなると近年話題になっている「キャベツ」を餌にしたウニを使いました。
生き物を使用して発生を行っている学校は全国的にも珍しく,貴重な実験でした。
生物環境類型の生徒は「命を創り大切に育てる。そして海へ還す。」を学んでいます。
就職に向けた3学年の「出陣式」が行われました
9月16日(木)の就職試験解禁日を前に,14日(火)午後,3年生の「出陣式」が本校体育館で行われました。
「挨拶の重要性」や「日々の所作が本番に出る」ということを説いた校長の激励を真剣な眼差しで聞く生徒の姿が印象的でした。
生徒からは生物環境類型3年の後藤駿杜君が代表して抱負を述べました。
いよいよ,就職,進学へと進路活動が本格化します。それぞれの目指す未来へ向けて,全力で挑んでもらいたいと思います。
奨学金に関する情報を更新しました
「似鳥国際奨学財団」による奨学金の2022年度(上期)の募集が始まっています。
希望される方は,本校ホームページの「メニュー」より「各種おたより」を選択し「奨学金」の項に進むか
下記リンクをクリックし,要項をご覧ください。
生物環境類型3年生がダイビング実習に臨みました
9月6日(火),本校生物環境類型3年生25名が総合実習の一環として牡鹿半島の前網浜でダイビング実習を行いました。
当日は天候にも恵まれ,アイナメやキヌバリといった磯魚やキタムラサキウニを観察することが出来,実りの多い実習となりました。
ダイビングに関連して,今年7月に行われた国家資格「潜水士試験」の結果報告をさせていただきます。
今回,生徒の努力の甲斐あって,3名の生徒が合格しました。
先輩たちの努力する姿を見て,下学年の生徒たちにも今後挑戦していってもらいたいと思います。
小型実習船「(新)みさご」の起工式が行われました
9月1日(水) 午前10時 小型実習船「(新)みさご」の起工式が(有)志津川造船鉄工所にて行われました。
本船は,令和4年度の新教育課程スタートに合わせ,現行の「みさご」にかわる実習船として新造されます。FRP製(FRP:Fiber Reinforced Plastics〈繊維強化プラスチック〉の略称。)で全長21.86m,全幅4.47m,総トン数16t,定員20名の小型実習船として宮城県沿岸海域で漁業実習,沿岸航海実習等で使用する予定です。
今後も進水式等,完成までの道のりを公開していきますので御期待ください。
コラボ企画「未来のために知ってほしい!海のこと!」の活動内容をまとめた動画が公開されました
先日の記事(本校と日本財団と仙台うみの杜水族館のコラボ企画がはじまります!)でも紹介しました
本校と「海と日本プロジェクト」のコラボ企画「未来のために知ってほしい!海のこと!」の紹介動画が「海と日本プロジェクト」公式YouTubeチャンネルで公開されました。
本校生徒の様子や企画を体験された方々の声が分かりやすくまとめられていますのでどうぞご覧ください。
小型船舶を下架しました
夏休みの間,上架し船底のメンテナンスを行っていた小型船舶を下架しました。
今後,航海技術類型と生物環境類型の操船実習
航海技術類型のカッター実習などが予定されています。
上架と下架は大きな台風が来ると予想されるときなど年に何回も行われています。
アイスクリーム実習を行いました
フードビジネス類型2年生の夏休み明け最初の実習はアイスクリーム実習でした。
工場の室温は30℃,想像以上に工場の中は暑く,製造に全く適さない室温でしたが
氷と塩で冷媒を作成し,材料を混ぜていると少しずつ固まってきてアイスクリームが完成しました。
最後はマイナス35℃の凍結室でカチカチに凍らせて試食しました。
宮水発の水産物を使用したアイスが開発される日も近い?!