【その他】カムチャッカ半島地震 『津波警報発令』
まず、今回の通信の内容について、写真撮影及び学校通信を不謹慎と思わないでいただきたいと考えます。東日本大震災から14年が経過し、生徒たちには当時の記憶がなく、教職員の中にもその対応経験がない者がいます。そのため、今回の出来事を記録として残すことは、将来の安全確保のためにも非常に重要であると考えております。(学校は様々状況を記録)
7月30日(水)、防災サイレンが鳴り響き、「カムチャッカ半島地震による津波警報」が発令されました。夏休み期間中ではありましたが、当日は部活動や実習、進路活動などで、多くの生徒がグラウンドや体育館、艇庫などで活動していました。防災主任・平塚先生の校内放送による全体指示を受け、各部活動顧問が適切に避難誘導を行い、生徒たちは校舎3階視聴覚室へ垂直避難しました。教職員は情報収集と今後の対応を共有しながら、生徒および避難してこられた地域住民の方への対応を迅速かつ的確に実施しました。夕方になり、津波警報発令から長時間が経過していたこと、また明るいうちに行動できる時間であったことから、生徒を自宅へ帰すため保護者への引き渡しを行いました。
幸い、全員の安心・安全は確保されましたが、「いつ起こるかわからない自然災害」への意識が一層高まる契機となりました。学校としては、今回の対応を振り返り、改善点を検証するとともに、今後も生徒・教職員の命を守るための体制をしっかりと整えてまいります。