2022年度宮水blog
1学年類型別実習の様子:フードビジネス類型編
来年度の「類型選択」に向け,1学年の「水産海洋基礎実技」ではここ最近「類型別実習」という
各類型で学んでいく内容の体験学習が行われています。
今回はフードビジネス類型の「こめぼこ作り」をご紹介します。
「こめぼこ」とは,〈米粉を使ったかまぼこ〉です。(今回の実習では石巻北高で育てられた「北高米」を活用させていただきました。)
生徒たちはブロック状のすり身をすりこぎで潰す「空ずり」から挑戦し,その後塩を加えて練る「塩ずり」等
様々な工程を経て,油で揚げた「こめぼこ」(いわゆる「さつま揚げ」のようなもの)を完成させました。
揚げたての「こめぼこ」はとても美味しかったようです。
ちなみに,かまぼこ作りにおいては上記の「塩ずり」という工程がとても重要で,かまぼこの「あし」を左右します。
(「あし」・・・練りものの弾力を表現する、かまぼこ業界用語。そばは「こし」だが、かまぼこは「あし」。)
具体的なメカニズムとしては,「塩を加えることで筋原線維たんぱく質が溶けて,結びつきが変わり,それを加熱することでさらに絡み合って・・・」というものがあるのですが,今日はこの辺で。
気になる方は,ぜひ本校に入学し,学んでいただければと思います。
こういった実習を通して,1年生には自身の目標に合った類型を選んでもらえればと職員一同願っております。
補足:実習は「片付け」も肝心です。