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2021年3月の記事一覧

卒業生より絵本の寄付がありました。

‘震災語り部’を続ける卒業生が友人とともに絵本「ひとりじゃない」を作成しました。この度,絵を担当した友人とともに来校し絵本の寄贈がありました。「将来この絵本を震災を知らないこどもたちに見てもらいたいです」とのことです。

←図書館で絵本「ひとりじゃない」を展示します。

 

 

令和2年度終業式を実施しました

視聴覚室から,映像と音声を各クラスに配信して実施しました。

校長先生からは「コロナ禍にあっても,やるべきことをしっかりおこなって欲しい」とのメッセージがありました。

 

 

式に先立って,県警の標語コンクールの入賞と本校の多読賞の表彰がありました。

 

機関工学類型2年の長期航海実習報告も視聴覚室から各教室に配信しました。

 

 

 

 

履歴書の書き方を学びました。

就職や進学の準備として2年生が履歴書の書き方を学びました。コロナ対策で,対面型授業と遠隔授業を組み合わせて実施しました。

 

 

 

 

本校進路指導部教員が,進路指導経験を踏まえた授業を行いました。このクラスは対面型授業です。コロナ対策のため約200定員の視聴覚室で20人程度生徒が授業を受けました。→

 

 

 

 

 

 

 

←このクラスには,視聴覚室の授業をリアルタイムで配信しています。この後,実際に履歴書を書く練習をしました。

 

 

 

 

宮城丸下船式がありました。

3月9日に気仙沼魚市場でマグロを水揚げし3月11日に石巻新漁港にて機関工学類型2年生・専攻科1年生が下船式を行いました。生徒たちはマグロ延縄実習のほかに機関当直実習や船橋当直実習を行いました。生徒の感想です。「実習は楽しかったです」「最初は船酔いがつらかったですが次第に慣れました」「いろいろな機器を実際に見ることができて勉強になりました」

 

 

 

 

 

←気仙沼港でマグロなど約4トン水揚げしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石巻新漁港で下船式を行いました。→

 

ホヤ生態実習の様子です!!

3月上旬に生物環境類型を希望する1年生がホヤの生態観察と食品加工について学びました。

 

 

 

 

 

            ホヤの生態について説明を受けています。→

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

←ホヤの内部形態について学んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                  蒸しホヤにするため下処理をします。→

 

 

                               

 

 

 

 

 

 

←15分ほど酒蒸しします。

 

 

 

 

 

令和2年度第72回卒業証書授与式・第62回修了証書授与式

学校長式辞と3学年担任より贈る言葉(錨想抜粋)を紹介します。

〈宮城県水産高等学校長 瀧田雅樹 式辞〉

 暦の上では春を迎えたとはいえ,先週は寒い日々が続いておりました。弥生,三月を迎え,暖かな日差しが差し込む本格的な春がまもなく訪れようとしています。

 本日ここに,令和二年度宮城県水産高等学校第72回卒業証書授与式・第62回修了証書授与式を挙行いたしましたところ,多くの保護者の方々にご臨席を賜り,誠にありがとうございます。

 ただいま,呼名を受け,代表を通じ,卒業証書を授与した本科106名の卒業生の皆さん,同じく,修了証書を授与した専攻科7名の修了生の皆さん,卒業並びに修了おめでとうございます。

 本来であれば,三年間,あるいは五年間,皆さんの教育にご協力いただいた方々をご来賓としてお招きし,保護者の方々,在校生とともに,立派に成長した皆さんの門出を,お祝いいただくところでありますが,新型コロナウイルス感染症の終息にはほど遠い状況下でやむなく,このような形で卒業式を挙行させていただくこととなりました。皆さまには,何とぞご理解いただきますようお願いいたします。

 卒業生,修了生の保護者の皆様,本日はおめでとうございます。

 この三年間あるいは五年間,ご子息,ご息女は,就職,進学など自らの進路目標を立て,それぞれ類型を選択し,日々の学習や実習,資格取得などの機会を通じて自らを高めつつ,コロナ禍で厳しい進路選択を迫られる中でも将来を見据え立派に振る舞うことができるように成長してくれました。

 大人の風貌を少し覗かせてくれるようになった,今日の姿に,私ども教職員一同,大事なお子様をお預かりした,その使命を少しではありますが果たすことができたのではないかと,保護者の皆様とともに彼ら,彼女らの成長をうれしく感じているところであります。

 保護者の皆様,改めまして心からお祝い申し上げます。

 卒業生,修了生の皆さん,卒業・修了おめでとう。

 本科卒業の皆さんは,現在の新しい校舎の記念すべき最初の入学生でした。三年前,新しく採用した少し大きめな制服を身にまとい,これから迎える高校生活への期待と不安をにじませていた皆さんの姿は今も印象に残っています。

 さて,皆さんにとって,本校での高校生活は如何だったでしょうか。

 高校生活最後のこの一年は,新型コロナウイルス感染症のため,二ヶ月にわたる臨時休業に始まり,高校総体,全校での体育大会,マラソン大会,錨章祭など,多くの行事が中止となるなど沢山の我慢を強いらざるを得ないものでした。感染予防のため様々な制限を受ける学校生活の中で,代替措置として行った行事や実習に,愚痴をこぼすことなく,前向きに取り組み,笑顔で学校生活を送ってくれる皆さんの姿を見て,校長として,感謝の気持ちで見守っておりました。その成果が,厳しいといわれていたコロナ禍における就職活動においても,例年とほぼ変わらない結果に繋がったのだと思います。

 また,専攻科修了生の皆さんは,目標とする海技士筆記試験に全員が合格されたこと,本当にうれしく思います。皆さんの努力に敬意を表したいと思います。おめでとう。

 さて,本日,本校を巣立つ卒業生・修了生の皆さんに,一言贈りたいと思います。

「人は全て自主独立すべきものである。自立の精神は人への思いやりと共に人生の根本を成すものである。」

 令和6年からの新一万円札の肖像画に選ばれ,先日からスタートしたNHK大河ドラマの主人公として扱われるなど話題にもなっている,江戸時代から昭和にかけて起業家として活躍され,「近代日本経済の父」といわれる 渋沢栄一さんの言葉です。渋沢さんは,大金持ちになることよりも万人の利益をはかる生き方を実践し,銀行や保険制度,船舶輸送,教育など人々の生活を豊かにする礎を築いた方です。人は,自分の意思で,自分の責任において物事をなしていくことが大切であり,自立しようとする思いと人への思いやりは生きていく上で根本となるものである,という,仕事をする上での大切なことを説いた言葉です。本日,本校を巣立ち,就職する,あるいは,上級学校へ進む皆さんには,今まで学んだ知識や技術をもとに,何事に対しても自ら考え,責任を持って行動していこうという自主独立の思いとともに他者を思いやる心を胸に本校を巣立ち,これからの日々を送っていって欲しいと思います。そうすれば,周りの人たちとともに幸せな未来を迎えることができる,皆さんにとっても素晴らしい人生が待っていることでしょう。

 東日本大震災からまもなく十年を迎えようとしています。今までは,与えられることが多い生活を送ってきた皆さんが,社会人として,周りを支えていく,そんな大人に成長して行ってくれることを,教職員一同,これからも期待とともに応援していきたいと思います。 

 卒業生,修了生の皆さんの本校からの船出が,幸多からんことを心から祈念して「式辞」といたします。「UW」

〈3学年担任贈る言葉〉

「卒業おめでとうございます。」「ミスすることはたくさんありますがミスを素直に認めて責務をまっとうしてください。」「辛いことがあっても時には人を頼りなりながら進んでください。」「たくさんの人が陰であなたを支えてくれたことを忘れないでください。」「色んな経験を笑いに変えられる大人になってください。」