2019年度宮水blog
「ユメミタイから夢実現へ」…全国水産・海洋高等学校生徒研究発表大会で本校生徒が快挙達成!
昨年12月に実施された,第28回全国水産・海洋高等学校生徒研究発表大会(山口県長門市で開催)において,本校生物環境類型第3学年の阿部 拓実,大見川 遥,櫻井 海,冨山 晃の4名が見事第2位(優秀賞)の成績を収めました。
先日1月17日(金)には,この成果報告として4名の生徒と指導にあたった教員等が宮城県庁を訪れ,伊藤昭代 宮城県教育長に受賞の報告を行いました。
【研究の要旨】
生物環境類型では,石巻地方をはじめ東日本大震災で被災した太平洋沿岸の水産業を復興にさせるために,限られた水を循環ろ過して繰り返し使用する「閉鎖循環式養殖」という方法に着目し,平成27年度より「宮水ユメミタイproject」と名付けた研究を開始しました。
その結果,「アクアポニックス」という水質を悪化させる飼育生物からの排泄物をバクテリアが分解して,食物に肥料として吸収させ,飼育水を浄化するという循環式の食物生産技術を確立しました。
本年度は,本研究の実用化を目指して,ナマズの養殖とサニーレタスの水耕栽培を組み合わせた研究を進めてきました。課題を克服する中で,カリウム含有量の少ない野菜栽培や,水槽を稼働させるための電力を太陽光や風力で発電する等環境負荷を低減させることにも成功しました。